社会的養護施設第三者評価結果 検索

合掌苑

【1】第三者評価機関名 (社福)岐阜県社会福祉協議会
【2】種別 児童養護施設 定員 50名
施設長氏名 山口 薫 所在地 岐阜県
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【3】実施調査日 2013年07月22日~2014年03月13日
【4】総評 ◇特に評価が高い点
・合掌苑は、法人60年の歴史があり、創始者理念を今も大切にしながら、職員一丸となって取り組んでいる姿があった。
・職員と子どもたちがグループ単位で茶話会を開催するなど、子どもの意向把握に関する工夫がみられた。
・25年度から、非常勤であった心理担当職員を常勤としており、より子どもたちの心の変化に対応した支援が期待できる。
・施設主催イベントである苑祭に毎回外部から約500人の参加がある他、子ども会やスポーツ少年団への参加など地域との交流を積極的に行っている。

◇改善が求められる点
・アセスメントや自立支援計画について、見直しが十分行われていないので支援の基本や手順等について再度確認されたい。
・事故防止に関する事例収集、検討や子どもからの苦情などに対応するマニュアルの整備を期待する。
・年度を通して突発的な利用開始等、対応すべき事項が多いので、職場内研修も含め、人事や労務面での業務の効率化について組織的に検討されたい。
【5】第三者評価結果に
対する施設のコメント
 第三者評価事業を実施して、施設長はじめ、職員一人一人が施設における養育の取り組みに対して率直に見つめなおし自己の取り組みを考える機会となりました。今回の第三者評価事業の取り組みを通して、普段の事業展開だけでは気づきにくかった施設と自己の強みや弱点について気づかされ、課題が見えてくるなど、非常に有益な取り組みであったと考えています。評価の高い取り組みについては確信を持ちより実情に合った展開を目指すことや、改善の求められる支援の手順についての確認や事故防止に関するマニュアルの整備などは改善の重点課題として取り組むなど、今回の評価で示された内容を施設改善の目標や研修の課題として位置づけ、子どもたちにとって住みよいまた職員にとって働き甲斐のある施設に近づくよう、職員とともに作り上げたいと考えます。
 評価結果を公表することは児童養護施設の実情や日々の養育への取り組みへの理解が得られ、施設の社会的役割を広く社会に認識、理解していただく良い機会になると考えます。
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