【1】第三者評価機関名 | (特非)福祉経営ネットワーク |
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評価調査者研修修了番号 | SK2021092 S2022037 SK2022013 |
【2】種別 | 児童養護施設 | 定員 | 46名 | |
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施設長氏名 | 三宮 昭一 | 所在地 | 埼玉県 | |
URL | https://www.ageo-wakatake.jp/ | |||
開設年月日 | 1985年05月01日 | 経営法人・設置主体 | 社会福祉法人弘和会 | |
職員数 | 常勤職員 | 33名 | 非常勤職員 | 18名 |
有資格職員 | 家庭支援専門相談員 | 2名 | 里親支援専門相談員 | 1名 |
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保育士 | 13名 | 指導員 | 10名 | |
心理担当 | 3名 | 栄養士 | 1名 |
施設設備の概要 | (ア)居室数 | 本園 32名、1038.38㎡ | (イ)設備等 | 小竹の家 6名、175.55㎡ |
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(ウ) | きのこの家 8名、186.31㎡ | (エ) | ||
【3】理念・基本方針 | (1)理念 〇子どもや職員のみならず来訪者が一歩踏み入れた時に 「ホッとする」家庭的で和やかな雰囲気を実感できる施設 〇安心、安全、安定した生活環境の保障 (2)基本方針 育成指針 「努力」をし、 「感謝の気持ち」を持ち、 「ありがとう」を伝える人になる これを職員が体現し、子どもたちに伝えていく |
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【4】施設の特徴的な取組 | ・職員配置を手厚くし、子どもの支援体制強化 ・里親育成に対する支援を積極的に行う |
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【5】第三者評価の受審状況 | 2023年07月05日(契約日)~ 2024年03月31日(評価結果確定日) | |||
前回の受審時期 | 令和2年度 | |||
【6】総評 | ◇特に評価の高い点 ○「職員の関係性がよく、和気あいあいとし、子どもの目線に寄り添った養育・支援が展開されている」 基本運営方針に「子どもや職員のみならず来訪者が一歩踏み入れた時に「ホッとする」家庭的で和やかな雰囲気を実感できる施設」を掲げ、取り組んでいる。入所のしおりや広報「わかたけ」はカラー刷りで、イラストや写真が多く掲載され、子ども目線のつくりになっている。また、行動化が起きたときに、子どもと職員の安心・安全を守るため、パニックボタンを設置しているが、このボタンは子ども自らも使用できる等、子どもに寄り添った養育・支援が展開されている。さらに、職員同士の関係性がよく、子ども達のことを思い、お互い意見を言い合える環境にあり、寮は違っても、自然と施設全体で助け合える風土が醸成されている。これらにより、施設は、家庭的な和やかな雰囲気となっており、子どもも穏やかに過ごしている。訪問調査時には、園庭やリビング、居室等で思い思いにゆったりと過ごしている子どもの姿が確認できた。 ○「地域支援の機能強化をめざして、地域の公益的な事業に積極的に取り組んでいる」 施設見学を積極的に受け入れ、社会的養護関係施設の現代的な役割と施設の取り組みについて説明し啓発に努めている。また、施設が実施しているショートステイやトワイライトステイ事業の利用は増加傾向を示し、一時保護委託事業は現在試行中だが、次年度から本格的に取り組むことを予定している。さらに、里親委託事業では里親支援専門相談員を配置し、未委託里親に対して生活体験ボランティア(週末里親)への取り組み、施設の中に里親サロン「ここカフェ」を開いて交流の場を提供するなどの活動をしている。施設の子どものみならず、地域の子育て家庭や里親家庭の子ども達の育ちを支えるため、地域の公益的な事業に積極的に取り組んでいる点は特筆できる。 ◇改善を求められる点 ●「理念や育成指針、事業計画など施設運営の基幹となる情報の子どもや保護者に向けた積極的な開示が望まれる」 施設では、施設の理念、方針に基づき、施設での暮らしを子どもと職員が共に作り上げる、対等の関係をめざしており、理念・方針に立った、さまざまな実践に取り組んでいる。しかし、施設運営に関する重要情報の開示、周知については、改善の余地が見受けられている。基本運営方針(理念)と育成方針を周知することは、子どもや保護者の、養育・支援に対する安心感や信頼を高めることにつながっていく。例えば、入所のしおりに基本運営方針(理念)と育成方針を掲載するとともに、保護者に向けた入所の案内を用意し、子どもや保護者に事業計画書や事業報告書を説明する機会を設ける等、検討されたい。また、事業計画には子どもの暮らしに直接影響する内容も多いため、重要項目の記載全般の見直しを行い、子どもや保護者に周知するための創意、工夫に期待したい。 ●「組織運営に求められる諸規程や組織の整備を進められたい」 今年度、意思決定機関について組織変更を行っており、経営課題や組織については、運営会議、支援・サービスに関しては寮長等が参加するチーフ会議が担うこととなった。この間の実践の中で役割分担なども明確になってきていると思われるため、新組織形態における指示系統や組織図の作成と周知を図られたい。また、職務に関しては、分掌業務一覧や管理規程に記載はあるものの一部明確になっていない部分もうかがえ、今回の組織変更を契機に、職務分掌規程や職務権限規程を策定してより明確にすることが望まれる。さらにリスクマジメントについては、現行では、施設長の専管事項となっているが、例えば、コンプライアンスの諸規程や事業継続計画(BCP)の充実を進めるとともに、リスクマネジメント委員会などを立ち上げる等、新たな検討と取り組みに期待したい。 |
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【7】第三者評価結果に対する施設のコメント | 今まで施設で積み重ねてきた経験を職員の知識で終わらせず、施設全体で共有できるように整理し、子どもや関係者にも伝えられる形にまとめていきたいと思います。 |