社会的養護施設第三者評価結果 検索

ふれんど

【1】第三者評価機関名 (株)シーサポート
評価調査者研修修了番号 SK18047
2001910405



【2】種別 児童養護施設 定員 50名
施設長氏名 武藤 裕之 所在地 埼玉県
URL http://friend-san.jp
開設年月日 2006年09月01日 経営法人・設置主体 社会福祉法人羽生福祉会
職員数 常勤職員 35名 非常勤職員 13名
有資格職員 社会福祉士 1名 保育士 15名
児童指導員 13名 心理士 2名
栄養士 1名 調理師 1名
施設設備の概要 (ア)居室数 本体:6小規模グループケア、定員44名 1,766㎡ (イ)設備等 地域小規模児童養護施設:定員6名、115㎡
(ウ) (エ)
【3】理念・基本方針 (1) 理念
【1】児童福祉法に則り、乳児を除いて、保護者のいない児童、虐待されている児童その他環境上養護を要する児童を入所させて、これを養護し合わせてその自立を支援する。
【2】児童福祉法の理念や児童憲章・児童の権利宣言の精神及び児童の権利に関する条約を最大限に守り、かつ尊重した処遇を展開する。
(2) 基本方針
【1】児童の権利擁護
【2】生活・環境・雰囲気の尊重
【3】自立に向けての支援
【4】生活を共にすることの重視
【5】地域活動との連携と参加
【4】施設の特徴的な取組 【1】マニュアル再検討委員会(「みち」)発足:児童、職員向けに分かりやすい目標(ふれんどのあいことば)を作成、シンボルマークの作成等。
【2】ホームページの立ち上げ。
【3】児童への生(性)教育の充実(委員会名「わかば」)。
【4】ユニットごとの調理の推進(委員会名「わしょく」)。
【5】地域との関わりの強化:高齢者との交流事業。
【5】第三者評価の受審状況 2020年04月01日(契約日)~ 2020年07月27日(評価結果確定日)
前回の受審時期 平成29年度
【6】総評 ◇特に評価の高い点

① 新施設長により、前年度踏襲をやめ、課題抽出と改善に取り組んでいます
昨年度より新施設長が就任しており、日常の細かなことから子どもたちの権利や生活が養護されるよう改善が進められています。前年度踏襲をやめるなど新たなアイディアを取り入れていく雰囲気づくりがなされており、課題抽出に改善を進めています。本評価に伴う職員自己評価、利用者調査において闊達な意見が出されており、風通しの良さを意識した運営がなされていることが理解できます。

② 活発な委員会活動により学習機会や標準化がなされています
今年度より研修委員会を立ち上げ、職員研鑽に対して注力を図っています。また生(性)教育委員会による「わかばの会」、マニュアル再検討委員会「みち」などが活発な活動をしており、「トイレ新聞」・「つぼみ」・「わしょくだより」など各委員会・担当が作成した紙面の掲示により様々な情報を提供しています。

③ 丁寧な支援により小規模グループ養育が確立しています
地域小規模施設も含め、屋内外が整理・整頓されており、生活環境を整えることを大切にしていることが感じられます。また6名から8名の縦割りによる小規模グループ養育は、自立支援検討会議が全職員参画のもと開催される自立支援検討会議等に丁寧な検討と支援により実現しています。自立支援計画は、子どもたちの課題を抽出することに注力がさかれてしまいがちであるため、よいところに目を向けたポジティブプランとなるよう心がけられています。

◇改善を求められる点
人材確保・育成、職員のモチベーションアップと永年勤務のための環境整備の検討などを課題としてあげています。新施設長のもと多様なアイディアが温められており、本評価にあたっても下記の目標が抽出されています。

●子どもや保護者に一目で施設を理解してもらえる標語の作成
●他児童養護施設との連携
●施設独自の目標管理、人事考課制度の設定
●基本支援・接遇の研修実施、参加
●習い事など子どもの興味がある事項や主体的活動の促し
●文書管理規程の設置
●パソコン、低年齢児の遊具、高齢児童への学習ボランティアの充足
●ユニット調理への移行
●配慮の必要な子どもへの対応の分析・検討
●退所児童の自立・生活への慣れへの支援および自活訓練の回数増加
【7】第三者評価結果に対する施設のコメント 第三者評価を受審する準備段階においては、自施設の取り組みを整理する良い機会を得ることができました。
 さらに審査では丁寧に聞き取りをしていただき、日頃の業務を客観的に振り返り、見落としていた点、新たに取り組まなければならない点、さらには自施設の強みとなる点など多くのことを確認することができました。ご指摘いただいた課題については、改善に取り組んでいきたいと思っています。
 根気強く耳を傾け審査してくださった第三者評価機関シーサポート様へ深く感謝をしたいと思います。
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