社会的養護施設第三者評価結果 検索

地行園

【1】第三者評価機関名 (特非)群馬社会福祉評価機構
評価調査者研修修了番号 SK18044
SK18045



【2】種別 児童養護施設 定員 60名
施設長氏名 高橋 悦史 所在地 群馬県
URL http://airinsha.com/chikouen/
開設年月日 1892年06月30日 経営法人・設置主体 社会福祉法人 上毛愛隣社
職員数 常勤職員 31名 非常勤職員 12名
有資格職員 社会福祉士 1名 看護師 1名
栄養士 1名 調理師 2名
保育士 12名
施設設備の概要 (ア)居室数 児童棟:居室15(うち個室7)・幼児室・学習室・保健室・静養室・セラピー室 704.92㎡ (イ)設備等 ユニット・管理棟:居室(うち個室4)×3ユニット・セラピー室・自立訓練室・親子面会室・多目的ホール・洗濯室・食堂 1287.31㎡
(ウ) 第二地行園104.33㎡・第三地行園171.95㎡  (エ)
【3】理念・基本方針 (1)理念
愛情…「隣人を愛すべし」との神の声に従った創立者の精神を受け継ぎ、豊かな愛情を持って利用者と地域社会に貢献する。
奉仕…利用者と地域社会の人々の心身共に健やかな生活を願い、よりよい福祉サービスを提供する。
信頼…地域社会に奉仕する心を忘れず、信頼関係を築き上げることに努力する。
(2)基本方針
家庭的養護の推進を通して、子どもの理解と受容、信頼関係を大切にしながら、子どもの自己実現と自立を図る養育を行う。
(1) 健康な心と身体を持つ人に育てる
(2) 愛情豊かな心を持つ人に育てる
(3) 英知にすぐれた人に育てる
(4) 努力し、自立する人に育てる
(5) 規制と調和のとれる人に育てる
【4】施設の特徴的な取組  安心・安全な生活、当たり前の生活の保障を第一に考え、子どもの身の回りのことを含めた環境整備に力を入れている。また、積極的に外部研修へ参加し、養育・支援の質の向上に努めている。
【5】第三者評価の受審状況 2019年09月25日(契約日)~ 2020年06月08日(評価結果確定日)
前回の受審時期 平成28年度
【6】総評 ◇特に評価が高い点
○Ⅱ-1 施設長の責任とリーダーシップ
・社会資源や利害関係者一覧を作成しており、適切な関係を保持するとともに施設長が新聞記事等の身近な資料から職員に対して遵守すべき法令の周知や話題等を提供している。
・施設長は自己評価票に基づき定期的に職員の目標管理と振り返りを行い養育・支援の質の向上に努めている。
○Ⅱ-2 福祉人材の確保・育成
・実習について各資格に合わせた実習プログラムを整備しており、職員に対する実習指導に関する研修も実施している。
○Ⅲ-2 養育・支援の質の確保
・マニュアルにより記述の仕方、言葉遣いの統一が図られ、また、パソコンのセキュリティが整備され、情報の共有における安全性が高いレベルで確保されている。
○A-2 養育・支援の質の確保
・環境整備について、職員が「環境が子どもを育てる」という共通認識を持って積極的に取り組んでいる。

◇改善が求められる点
○Ⅰ-3 事業計画の策定
・中・長期計画に収支計画や具体的な成果の設定を期待したい。
・事業計画について子どもや保護者への分かりやすい周知を期待したい。
○Ⅰ-4 養育・支援の質の向上への組織的・計画的な取組
・養育・支援の質の向上に向けてPDCAサイクルに基づいた組織的な取組を期待したい。
○Ⅱ-2 福祉人材の確保・育成
・必要な福祉人材や人員体制について具体的な計画の策定が望まれる。
・職員の教育・研修について体系化された計画の策定を期待したい。
○A-1 子どもの権利擁護、最善の利益に向けた養育・支援
・アルバムの整理は入所中のものだけではなく、生まれてから現在までの成長の記録の整理が望まれる。
○A-2 養育・支援の質の確保
・大舎とユニットという2つの形態を運営しているため、マニュアルだけでは対応できないケースを想定した『考え方』について、まとめておくことが望まれる。
【7】第三者評価結果に対する施設のコメント  自己評価をすることで、職員一人一人が日々の養育・支援の振り返りを行い、私たちに何が求められているのか、また施設の強みと改善点の再確認を行うことができました。それに加えて、第三者の客観的視点を得ることで、施設の現状や課題をより明確に認識することができました。第三者評価では、課題を的確にご指摘いただくだけではなく、力を入れてきた部分については評価していただき、今後の養育・支援の励みとなりました。
 今回の受審によって明らかになった課題を職員で共有し、検証・改善を行い、養育・支援の質の向上に努めていきたいと思います。
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