【1】第三者評価機関名 | (社福)秋田県社会福祉協議会 | ||
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【2】種別 | 児童養護施設 | 定員 | 70名 |
施設長氏名 | 釜田 一 | 所在地 | 秋田県 |
URL | http://www.yoshinosato.or.jp/yousei/ | ||
【3】実施調査日 | 2013年10月10日~2014年02月24日 | ||
【4】総評 | ◇特に評価が高い点 ・職員の見届けや目配りが行き届く環境で養育・支援が行われており、信頼関係構築のために子どもと職員が個別に触れ合う時間を確保している。 ・学習ボランティアによる学習プログラムを整備し、学力等に応じた学習支援を行っている。 ・標準的養育・支援記録を職員に求める「記録要領」を整備し、実施状況の適切な記録に努めて職員間で共有されている。 ・「事故防止対策委員会」を毎月開催し、事故防止と安全生活の確保を目的として改善に向けた検討が行われている。 ・定期的に関係機関や各学校と情報交換する機会を確保し、連携を密にしている。 ◇改善が求められる点 ・一人ひとりの話を十分に聞いたり、状況に応じた柔軟な対応ができるよう職員体制の整備が望まれる。 ・面会・外出・一時帰宅に関する規程を策定するとともに、家庭支援専門相談員の組織的・積極的活用を図り、子どもと家族の関係づくりに関して支援を充実させることが望まれる。 ・「プライバシー保護に関する規程」を整備し、子どもの権利擁護に関して取り組みを強化することが望まれる。 ・施設の中・長期計画に明示した将来像や目標に対して必要な財源や人材などの分析結果を盛り込むなどして、全体像がわかる計画になるよう改善が望まれる。 ・法人と施設それぞれの理念や基本方針・事業計画について分かりやすく示すとともに、子どもの年齢や発達段階に応じた資料を作成して配布するなどの工夫が必要である。 |
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【5】第三者評価結果に 対する施設のコメント |
・今回の受審により日々の自分たちの支援を振り返り、改善すべき課題を明確にしていただきました。なにより受審前の自己評価では、職員間の話し合い等で、支援のあり方の共有化や業務の再確認ができたことが何よりの収穫であったと思います。職員によっては、「児童の最善の利益」の方向がまちまちの場合がありますが、この機会を通してスタートラインに立てたのではと思っています。課題としてあがっている「子どもの権利擁護」については、早急に改善すべき項目と受け止め職員一同で取り組んでいきたいと思います。 |