【1】第三者評価機関名 | (特非)ふくてっく |
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評価調査者研修修了番号 | SK18235 SK18234 SK18232 1201C029(大阪府) 1701C024(大阪府) |
【2】種別 | 児童養護施設 | 定員 | 56名 | |
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施設長氏名 | 大橋 和弘 | 所在地 | 大阪府 | |
URL | https://www.nyuyouji.or.jp | |||
開設年月日 | 1952年07月01日 | 経営法人・設置主体 | 社会福祉法人 和泉乳児院 | |
職員数 | 常勤職員 | 46名 | 非常勤職員 | 2名 |
有資格職員 | 社会福祉士 | 1名 | 保育士 | 34名 |
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社会福祉主事 | 7名 | 心理士 | 1名 | |
栄養士 | 1名 | 看護師 | 1名 |
施設設備の概要 | (ア)居室数 | 31室 | (イ)設備等 | 心理室(プレイルーム、養育ルーム)、キッズルーム、ファミリールーム |
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(ウ) | 談話室、多目的ルーム(みらいホール)、幼児保育室、医務室・静養室 | (エ) | 事務室、調理室、洗濯室 | |
【3】理念・基本方針 | 1.子ども中心の養育方針のもと、子どもの最善の利益の追求とその権利を養護する援助を行います。 2.すべての子どもは社会全体で育むという社会的養護の理念のもと、子どもの自立と家族の再統合を支援します。 3.法人創立の想いのもと、地域社会への奉仕と社会貢献に勤めます。 |
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【4】施設の特徴的な取組 | 1.子どもたちが安全で安心できる生活環境を整備する。 2.子どもの健やかな身体と豊かな心を育む食育を推進する。 3.子どもと職員との愛着・身体関係に基づいた支援を行う。 4.乳児院・幼児院(両施設)の親密な連携のもと、連続性、継続性、一貫性ある養育を行う。 5.親と子どもの絆をつなぐ家族との交流や再統合を支援する。 6.地域社会に根差した施設運営を図り、社会に貢献する。 |
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【5】第三者評価の受審状況 | 2019年02月27日(契約日)~ 2019年10月02日(評価結果確定日) | |||
前回の受審時期 | 平成28年度 | |||
【6】総評 | 【特に評価の高い点】 ●施設経営をとりまく環境と経営状況が的確に把握・分析され、中長期的ビジョンやこれに基づく事業計画が組織的に策定され、職員にも周知が徹底しています。 ●施設長は、自らの役割と責任を明示して、法令遵守、養育支援の質の向上、経営改善、働きやすい職場環境の整備など、あらゆる面で指導力を発揮しています。 ●職員一人ひとりの教育・研修機会が確保されており、研修記録や研修報告から、その多様性や内容の充実が窺えます。 ●多様な取組を通して、地域の福祉ニーズをとらえ、これに即した公益的な事業が関係機関との連携において実施されています。 ●子どもを尊重する姿勢が明示され、子どもの意見や欲求に傾聴してその表出する感情や意向を受け止めつつ、子どもの権利擁護と自己決定支援を徹底しています。 ●子どもの養育支援の内容が適切かつ詳細に記録され、管理体制の下で職員間の共有と活用が行われています。 ●併設する乳児院とのシームレスな支援体制があり、養育支援の連続性、継続性が図られ、発達の状況に応じた学びや遊びの場を保障しています。 ●衣・食・住の提供は、子どもの心身の健全な発育を保障しています。 ●学習支援や社会経験を育む支援を行い、後援会組織による独自の経済支援策を活用した、最善の利益に叶う進路の自己決定を支援しています。 【改善を求める点】 ●事業計画の子どもへの説明は好く取り組まれていますが、すべての保護者等への周知する取組が十分ではありません。 ●養育支援の実施状況についての評価・分析は行われていますが、抽出された課題の文書化が不十分です。養育支援の質を高めていくうえで、リーダー個人の推進力も大切ですが、組織としての取組を軌道に乗せるための文書化が求められます。 ●人事管理について、就業規則や諸規定、職務分掌など、基本的な要綱は構築されていますが、職員の資質や成果を公正、客観的に評価し、これを処遇やキャリアパスに反映する、総合的人事管理制度の確立に導くことが期待されます。 ●職員一人ひとりの教育・研修の多様さ・充実ぶりは高く評価されるところですが、その成果を評価して、研修計画やカリキュラムの見直しにつなげる取組が求められます。 ●日常、非日常を通じて、子どもの安全を脅かす事例収集を積極的に行い、発生要因の分析、改善策・再発防止策を検討・実施する取組が求められます。 ●養育支援マニュアル(標準的実施方法)のさらなる補足充実を図るとともに、その検証・見直しの仕組みを構築することが求められます。 ●子どもの行動上の問題に対して、小規模ユニットの限られた人的・物的資源の柔軟な活用と工夫が求められます。 |
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【7】第三者評価結果に対する施設のコメント | 日々子どもたちの養育支援を生業としている私たちにとって第三者の方から評価を受けるということは期待と不安が伴う緊張したひと時でした。評価の結果は1項目ごとに丁寧にコメントを記入して頂き分かりやすく納得できるものでした。あと少しの改善でaになる項目も多く、今後家庭的な養育を進めていく上で意味のある評価だと感じました。 3回目の受審を終わり、結果を職員全体で受け止め前へ進んで行けるように努力をしていきたいと思います。 |