【1】第三者評価機関名 | (特非)あしすと |
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評価調査者研修修了番号 | S15057 S15056 |
【2】種別 | 母子生活支援施設 | 定員 | 20世帯 | |
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施設長氏名 | 村上 幸治 | 所在地 | 広島県 | |
URL | ||||
開設年月日 | 1950年04月01日 | 経営法人・設置主体 | 社会福祉法人 尾道厚生会 | |
職員数 | 常勤職員 | 12名 | 非常勤職員 | 1名 |
専門職員 | 社会福祉士 | 4名 | 保育士 | 5名 |
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臨床心理士 | 2名 | |||
施設設備の概要 | (ア)居室数 | (イ)設備等 | 地域交流室、会議室 | |
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(ウ) | 心理室、保育室 | (エ) | 調理室、宿直室 | |
【3】理念・基本方針 | ・入所者の意志や人格を尊重し、入所者の立場に立った支援をめざします。 ・入所者の願いを受容的な態度で受けとめ、パートナーとして最善の利益に配慮した支援をめざします。 ・入所者が将来に向けての自立への力を養うために生活力や学力向上などの支援に尽くします。 ・職員一人ひとりが人権感覚を磨き、入所者への人権侵害を許さず、生活を守ることに最善を尽くします。 ・職員一人ひとりが常に効率的、経済的な施設運営をめざすとともに、自己の資質向上に努めます。 ・当施設は生活を営む退所者を可能な限り見守ることに努めます。 ・当施設は、誰もが住みやすい地域社会づくりのため、地域の需要に積極的に応えることに努めます。 |
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【4】施設の特徴的な取組 | ① 様々な体験活動を取り入れた行事 ② 利用者の心に寄り添ったケア ③ 学力の定着 ④ 専門的なスキルを活用した支援 これらを四本柱として利用者目線で入所から退所に向けて支援を行っている。 |
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【5】第三者評価の受審状況 | 2016年05月27日(契約日)~ 2017年02月10日(評価結果確定日) | |||
受審回数 | 1回 | 前回の受審時期 | 平成25年度 | |
【6】総評 | 【特に評価が高い点】 ① 社会的に課題の多い施設運営において、情報を適切に把握・分析され、安定した経営状態を維持されています。また、職員の質の向上への取り組みが計画的に行われ、日頃の支援に活かされています。外部から講師を招いた職員研修や、施設外研修など積極的な姿勢が評価されます。 ② 子ども達の体験学習も多様な内容となっており、施設内の子どもだけでなく、退所児童も参加出来る場を設定されています。また、ボランティアの協力も得て、外部との関係継続に努めています。 ③ 母親たちの抱える様々な課題に対しての支援に取り組み、地域の福祉サービスや就労のための事業所、医療・教育関係などとの連携には努力の様子が伺えます。インケア・アフターケアの充実や地域のひとり親家庭への支援の取り組みも計画的に行っており、母親たちから事業所への信頼を感じます。 【取り組みが望まれる点】 ① 理念が明確で、中・長期ビジョンや単年度計画が策定されているが、中・長期計画が明記されていない点は今後の大きな課題として求められます。 ② 人事管理において、職員一人ひとりの能力や経験に応じて個人目標を設定し取り組む事により、支援の質の向上に繋がります。また、個人の取り組みを確認し、評価するためにも面接などの対応も求められます。 ③ 種々の会議や支援についての評価・見直しなどの検討が行われていますが、文書での確認が出来ないものもありました。今後は文章化される事が望まれます。 |
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【7】第三者評価結果に対する施設のコメント | この度の第三者評価の受審にあたり、まず自己評価を行い、そして第三者評価を受審しました。自己評価・第三者評価で、改めて当施設の強みの部分と弱点がはっきりしたように思えます。日々の利用者への処遇、対応等は職員一同自信をもって、また、寸暇を惜しんで行うことにより、利用者からの信頼を得る事ができているとの評価でした。その一方で、中・長期計画の策定や記録の残し方等、課題も見えてきました。 また、職員全体での経営課題の把握や事業運営への取り組みも今後の課題となる中、職員一人ひとりとの面談を通じて、個人目標の設定や個人の取り組みの確認、評価を行うことにより、それらの課題にも積極的にかかわることができるようになるのではないかと思います。 今回の評価を今後の施設運営や、支援の質の向上に活かし、そして、施設を利用される方々へ利用者主体のより良いサービスの提供に繋げることができるよう、職員一同努力していこうと思います。 |