【1】第三者評価機関名 | (特非)あいち福祉アセスメント |
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評価調査者研修修了番号 | SK15107 25地福第2303-1 |
【2】種別 | 母子生活支援施設 | 定員 | 20世帯 | |
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施設長氏名 | 佐藤 美子 | 所在地 | 愛知県 | |
URL | ||||
開設年月日 | 1947年04月01日 | 経営法人・設置主体 | 岡崎市 | |
職員数 | 常勤職員 | 10名 | 非常勤職員 | 6名 |
専門職員 | 母子支援員 | 3名 | 少年指導員 | 2名 |
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保育士 | 1名 | 心理療法担当 | 3名 | |
調理員 | 1名 | 生活指導員 | 2名 |
施設設備の概要 | (ア)居室数 | 20室 | (イ)設備等 | 浴室、集会室、学習室、保育室、相談室、カウンセリング室、 |
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(ウ) | 事務室、宿直室、トイレ、倉庫、自転車置場、玄関、防災倉庫 | (エ) | ||
【3】理念・基本方針 | (理念)母親と子どもの権利を擁護し、安心・安全・安定した生活の営みを支え、常に利用者の最善の利益に配慮し、自立に向けた支援を行う。 (基本方針)①人権の尊重 ②利用者を主体とした支援 ③関係機関との連携 ④地域との連携 ⑤支援の質の向上 ⑥適正な事業運営 |
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【4】施設の特徴的な取組 | 施設は閑静な住宅地に位置し、開設70年を超える歴史を有する。入所する個々の家庭の課題は様々であり、職員は母親や子どもと真摯に向き合い丁寧なコミュニケーションをとりながら、家庭的な支援を基に自立向けて共に努力を重ねている。また、母の会活動(定例会)や子ども会活動(いちょう子ども会)を介して、主体的活動をしながら地域活動への参加の基盤作りに心がけている。地域に呼びかけをし、いちょうの家分館で子育て支援講習会やこどもひろばなどを開催している。 | |||
【5】第三者評価の受審状況 | 2017年08月01日(契約日)~ 2018年01月31日(評価結果確定日) | |||
受審回数 | 1回 | 前回の受審時期 | 平成26年度 | |
【6】総評 | 【特に評価の高い点】 (養育・支援の質の向上に向け、第三者評価基準に基づく自己評価の活用 ・第三者評価の自己評価票を用いて毎年職員それぞれが自己評価を実施し、結果をまとめて総括会議で検討し、総括会議資料で報告をしている。また、支援内容の充実や職員の資質向上等運営に関する事項、いちょうの家分館で開催しているこどもひろば、子育て支援講習会、いちょうの家夏祭りなどアウトリーチに関する事業などの課題を明確にさせ、計画的に改善や充実に向けた取り組みを進めていく努力をしている。 (地域との交流、地域貢献) ・いちょうの家の分園(母子・父子福祉センター)において、地域に向けて、外部の講師による子育て支援に関する講習会や小中学生を対象にした「こどもひろば」を開催している。また、事業所主催の「いちょう夏まつり」には、地域への参加を積極的に呼び掛けて実施している。福祉ニーズに基づいたひとり親家庭への電話相談のほかに、民生委員連絡協議会やおたっしゃクラブなど地域団体への貸し館など場の提供を行っている。 【改善を求められる点】 ・中・長期計画及び単年度事業計画が策定されているが、収支の裏付けは示されていないのでより具体的な方向性や内容等を明示し、収支や数値目標、具体的な成果等が設定された事業計画としていくことを期待したい。 ・組織体制において、職員の連携の強み弱みが見え隠れする面も見受けられる。職員の連携の在り方や具体的な共通理解などの要因を分析し、より一層、子どもに添った支援に繋げていくことを期待したい。 |
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【7】第三者評価結果に対する施設のコメント | 当施設としては2回目の第三者評価の受審でした。今回は自己評価を母子支援員・少年指導員・主任・施設長と職種で分けて行い、全体で報告しました。それによりそれぞれの立場の違いを、職員全体で確認し改善すべき点を挙げ、できることに対応することができました。 具体的には、母親自身が自主的に自分の生活を改善していく力を養えるように、定例会活動の中に母親同士が話し合える時間を作り、アレンジフラワーなど趣味や精神的安定につながるような活動を取り入れ始めました。 しかし、理念・基本方針・事業計画等について外国籍対応の資料の取り組みについては、関係機関の協力で施設利用についてのマニュアルをタガログ語に翻訳して頂いたものはあるが、それ以外の言語のものはまだ作成できていません。 また母子支援に関する日本の制度等の言語は外国語に翻訳すること自体が難しいとのことでした。今後研修に参加し冊子の利用等の検討を行っていきます。 また職員の質の向上に向けた取り組みとしては、職員一人一人ができるだけ多くの研修に参加するようにしていますが、研修報告が不十分でした。それについては、毎日行っている職員ミーティングの中で行うことで改善を図り始めました。 このように、今できることを少しずつ改善している段階ではありますが、まだまだ不十分な点もありますが、今後も職員で協力し進めていきたいと思います。 |