【1】第三者評価機関名 | (特非)福祉21かごしま |
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評価調査者研修修了番号 | SK15148 S16066 |
【2】種別 | 児童養護施設 | 定員 | 88名(72名) | |
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施設長氏名 | 徳永 千早 | 所在地 | 鹿児島県 | |
URL | ||||
開設年月日 | 1951年02月01日 | 経営法人・設置主体 | 社会福祉法人 鹿児島県社会福祉事業団 | |
職員数 | 常勤職員 | 40名 | 非常勤職員 | 6名 |
専門職員 | 保育士 | 13名 | 社会福祉士 | 2名 |
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栄養士 | 1名 | |||
施設設備の概要 | (ア)居室数 | 43室 | (イ)設備等 | 女子棟、男子棟、幼児棟、管理棟、屋内運動場 |
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(ウ) | プレイルーム、パソコンルーム、多目的ホール | (エ) | 自立訓練室、心理療法室、学習室、食堂 | |
【3】理念・基本方針 | ■基本理念 鹿児島県社会福祉事業団基本理念 ○一人ひとりのおもいを大切にします 私たちは、利用者や地域のみなさん一人ひとりの、それぞれの思い を大切にしていきます。 ○みなに笑顔を届けます 私たちは、みなさんすべてに、心からの笑顔が生まれるよう 努めていきます。 ○地域のくらしを守ります 私たちは、地域のみなさんの、自分らしく、生きがいのあるくらしを 支えていきます。 (養護理念) 子どもたち、一人ひとりの人権を擁護し、子どもが将来、一人の社会人として生き抜いて いくための力と、望ましい人間形成の育成が図られるよう、適切な自立支援を行い、 子育て支援の専門機関としての社会的責任を果たしていく。 ■基本方針 1 受容と語り込みを基本とし、充実した楽しい学園づくりに努める。 2 健康と安全の確保に留意し、体位、体力の向上に努める。 3 子どもの個々に応じた社会生活技術力が獲得できるように支援する。 4 将来の進路選択の幅が広がるよう、学習環境づくりに努める。 |
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【4】施設の特徴的な取組 | ○児童棟は、ユニット形式になっており調理設備や入浴設備等、家庭的なものになっており、中学生、高校生には個室の児童部屋を提供できる。昨年度から、女子棟のユニット1カ所で小規模グループケアを導入。また、幼児棟が完全に独立しており、幼児期の幼児養護の大切さを重要視している。 ○地域子育て支援として行政から委託を受け、ショートステイ利用児童や一時保護委託児童を受け入れている。地域のニーズに積極的に対応し、利用家族の相談・支援など福祉サービスの提供に努めている。また、地域の親子の交流の場、子育て相談の場として、子育て講座(アロマ講座)を園内で開催している。更に、児童相談所と連携しながら地域住民を対象とした里親募集説明会を開催し、里親制度の推進及び当園の広報活動を行ったり、次世代の福祉サービスの支援者を担う大学等の実習生を多く受け入れている。 ○同法人児童養護施設と合同で、大学教授をスーパーバイザーとして、コンサルテーションを実施している。処遇困難児への適切な支援方法を検討、共有することに取り組み、職員のスキルの向上や職員が支援の難しい児童を抱え込まないよう取り組んでいる。 |
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【5】第三者評価の受審状況 | 2016年10月19日(契約日)~ 2017年10月10日(評価結果確定日) | |||
受審回数 | 2回 | 前回の受審時期 | 平成26年度 | |
【6】総評 | ◇特に評価の高い点 職員参画のもとで法人の理念を作成し、その実現に向けた中長期のビジョンと行動計画を明示して、年度の事業計画に具体的に落とし込み、実施状況を把握しながら振り返りを行っている。実習生やボランティアを積極的に受入れるとともに、鹿児島大学、志學館大学等の専門家(教授)を招いて、同一法人の児童養護施である仁風学園と協働して困難なケースへの対応についての継続的な勉強会を開催するなど、養育・支援の質向上に向けて意欲的に取組んでいる。 地域子育て支援として姶良市や霧島市から委託を受け、多くのショートステイ利用児童を受け入れるなど、地域のニーズに積極的に対応し、利用家族の相談・支援など福祉サービスの提供に努めている。 ◇改善を求められる点 人財の確保がますます困難になることが予想される状況の中で、法人の理念や事業所の目標達成に向けて必要な人員を確保し人財を育成していくために、法人本部主導のもとで、評価・育成・処遇が連動した納得性の高い総合的な人事管理システムの早急な構築が望まれる。 |
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【7】第三者評価結果に対する施設のコメント | 今回、3回目の第三者評価を受審し、当施設で提供している福祉サービスの質について、専門的かつ客観的な立場から評価をいただきました。 この評価結果は、当施設において、入所児童本位のサービスの提供を目指すとともに、社会的養護を担う者として地域に開かれた施設運営を行う上での客観的な指標となりました。 今後も社会的養護の担い手として、外部機関とともに子どもの権利擁護、成長発達のために何をなすべきか、何を改善すべきかを子どもの参加を得ながら、職員一丸となって考えていくという施設運営を目指して努力していきたいと考えています。 |