社会的養護施設第三者評価結果 検索

樹学園

【1】第三者評価機関名 (一社)いばらき社会福祉サポート
評価調査者研修修了番号 SK15022
S16007
SK18031


【2】種別 児童養護施設 定員 35名
施設長氏名 中村 敬冶 所在地 茨城県
URL http://tsutsumikai.com/tachikigakuen/
開設年月日 2009年04月01日 経営法人・設置主体 社会福祉法人 つつみ会
職員数 常勤職員 26名 非常勤職員 6名
有資格職員 保育士 11名 心理療法士 1名
管理栄養士 1名 調理師 2名
施設設備の概要 (ア)居室数 28室 (イ)設備等 食堂、厨房、洗濯室、ショートステイ室、浴室、脱衣所、洗面所、トイレ、倉庫、職員室、医務室、心理療法室
(ウ) 園長室、面会室、自活訓練室、会議室、多目的室 (エ)
【3】理念・基本方針 憲法、児童福祉法、児童憲章、児童の権利条約の精神を理念として、養護を要する児童に対して、心身ともに健やかに育成されるよう、最善の利益を図ると共に、児童個々の人格を尊重し、将来の自立に向けてできる限りの支援を行う。
【4】施設の特徴的な取組 ・同一法人特別養護老人ホームとの交流
・小学生によるイベント行事への参加(ダンス発表会)
【5】第三者評価の受審状況 2020年07月15日(契約日)~ 2020年11月26日(評価結果確定日)
前回の受審時期 平成29年度
【6】総評 □特に評価の高い点
・施設長のリーダーシップのもと、毎年継続的に課題解決に取り組みながら施設運営がされている。職員は養育支援に必要な知識や技術を積極的に身に着け、施設長が掲げる「子どもファースト」を主軸において「子どもへのかける言葉の重みを理解し、否定語は使わず、子どもから良く話を聞く」「認めて、褒めて、物事をわかりやすく教える」を大切に子どもの養育・支援にあたり、安定した施設運営がなされている。
・施設長は、職員のチームワークを大切にしながら処遇改善に力を入れ、人材確保と定着の観点から特に長く働き続けられるよう職員一人ひとりのワークライフバランスに配慮した環境作りに努めている。
・地域へ開かれた施設づくりを目指して、施設長や家庭支援専門相談員等が中心となって、地域の関係機関や学校との連携体制、学校の行事及びPTAへの参加、地域のお祭り、イベント等の日頃の地域との関わりを通して、教育関係者や地域の住民との関係維持が図られ、多種のボランティアの協力も得て、地域全体で養育支援をする体制づくりに力を入れている。地域の一員として施設が受け入れられている。
・リスクマネジメント委員会で行なっている「ニヤリホット」は、子ども自身が心をとめた友達や職員の言動、或は自然や生活の中で感動したこと等を捉えることが出来るきっかけとなり、豊かな心を育む一助を担う取り組みになっている。

□改善を求められる点
・事業計画書は施設の基本理念・基本方針・処遇計画と大切な柱として明示されているが、事業報告書では実施数値等が文書や表で報告されているように、事業目標もできる限り数値等で示され、より具体的な計画となることを期待する。
・人事管理について法人本部と十分に協議をし、職員の資質向上のためにも資格取得や課題を明示したキャリアパスの策定公表を期待する。
・施設運営の透明化を図るために、財務諸表の公開を、法人のホームページからだけではなく、自園のホームページからも直接確認できるように工夫することを期待する。
・職員個別の研修履歴を整理し、それらを生かして分析・検討して職員の経験や習熟度に配慮した個別研修計画の策定が図れることを期待する。
・地域に開かれた施設として地域の方々に支援して頂いているが、今後は交流を受け入れるだけでなく、地域サロンとしての場所の提供や、地域の子育て家庭の相談事業など施設の持つ機能や専門性を活かした地域支援への新たな取り組みに期待する。
【7】第三者評価結果に対する施設のコメント 評価結果を踏まえ、ご指摘いただいた点を真摯に受け止め、具体的な内容を職員間で共有して改善に取り組んでいきたい。
職員の資質向上の点においては、専門性を高めるために具体的な計画を策定して実行していき、子どもの養育ニーズに沿って適切に対応していけるよう努力したい
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