【1】第三者評価機関名 | (社福)宮崎県社会福祉協議会 |
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評価調査者研修修了番号 | S15074 S15161 2016-2 |
【2】種別 | 児童自立支援施設 | 定員 | 15名 | |
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施設長氏名 | 渡木 浩之 | 所在地 | 宮崎県 | |
URL | ||||
開設年月日 | 1948年04月01日 | 経営法人・設置主体 | 宮崎県 | |
職員数 | 常勤職員 | 15名 | 非常勤職員 | 11名 |
専門職員 | 臨床心理士 | 1名 | 社会福祉士 | 5名 |
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社会福祉主事 | 3名 | 児童福祉司 | 1名 | |
調理師 | 2名 |
施設設備の概要 | (ア)居室数 | 2寮あり。全15室 | (イ)設備等 | 管理棟、特別教室、多目的棟、食堂棟、体育館 |
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(ウ) | (エ) | |||
【3】理念・基本方針 | 【理念】 愛(愛情深い人)・敬(尊敬される人)・信(信頼される人) 【基本方針】 指導の三本柱 1 生活指導(くらしの教育) 2 学習指導(学ぶ教育) 3 作業指導(働く教育) |
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【4】施設の特徴的な取組 | 職員が児童と日常生活を共にしながら、生活指導・学習指導・作業指導等を通した児童の自立支援に取り組むとともに、児童の権利擁護についても細心の注意を払っています。 | |||
【5】第三者評価の受審状況 | 2017年09月01日(契約日)~ 2018年03月22日(評価結果確定日) | |||
受審回数 | 1回 | 前回の受審時期 | 平成26年度 | |
【6】総評 | ◇特に評価の高い点 1 入園児童に学園の基本的な生活の仕方や決まり等が細かく記載された「生活のしおり」が配布され、自立支援に向けた取組が行われています。また保護者には「入園のしおり」を配布し、学園の事業に対する協力を働き掛けています。 2 施設職員と学校教職員との連携については、職員室が同じで情報の共有化が図られています。日々の朝礼も一緒で、学校の教職員も当直(昨夜の)の様子を聞くことができ、また、学校での状況は一人ひとりメモにされ、夕方、当直職員に届けられています。さらに、合同の会議や研修会の開催の他、生活面や部活動においても双方の協力体制が出来ており、学園訓である「愛・敬・信」を目指した自立に向けた支援が展開されています。 3 ケース記録をはじめ自立支援計画の実施状況、各種会議録、やむを得ず特別指導を実施した時の実施計画及び実施結果など丁寧に記録されています。そして、これらの記録は、全職員がパソコンで閲覧できるシステムが確立しており、支援上必要な情報が共有できる体制になっています。 ◇改善を求められる点 1 職員の在職年数が短く、3年経過すると人事異動の対象となるため、職員の専門性の向上や児童への処遇内容の充実を図ることが課題となっています。入園児童の自立支援の充実に向け児童指導の経験のある職員の配置と職員の専門性の向上、処遇内容の充実のため、関係機関を交えて中・長期計画の策定について検討することが望まれます。 2 毎日、当直職員による個別面談が行われ、児童の意見や要望等は「寮提案」できる仕組みになっていますが、組織的な苦情解決の仕組みは出来ていません。利用者保護と支援の質の向上に向け、第三者委員の設置や児童への周知など、苦情解決の体制整備が望まれます。 3 作業指導は生活指導や学習指導とともに指導の柱となりますが、公教育導入に伴い学習指導に主体がおかれ、作業指導の時間が少なくなってきていますので、土曜・日曜の時間の使い方も含め、作業指導の時間確保に向けた工夫が望まれます。 |
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【7】第三者評価結果に対する施設のコメント | 児童自立支援施設に、今、何が求められているのかを示したものが、この第三者評価であると考えている。直接処遇に追われ、普段なかなかこれらの課題に向き合うことのない職員が、この第三者評価を通じて自ら業務を見つめ直すとともに、共通認識を持つ機会となったことは大きな成果だと言える。 今回、多くの項目で私たちの取組を評価いただいた。これを自信とし、さらなる質の向上を目指したい。一方で、まだまだ足りない部分の指摘もいただいた。改善すべき点を明らかにし、具体的目標を設定し取り組んでいきたい。 |