社会的養護施設第三者評価結果 検索

みんせいかん

【1】第三者評価機関名 (一社)宮崎県社会福祉士会
評価調査者研修修了番号 SK18291
2017-3
2019-1


【2】種別 児童養護施設 定員 30名
施設長氏名 中村 秀子 所在地 宮崎県
URL http://www.fukushikai.or.jp/j-minsei/
開設年月日 1948年01月01日 経営法人・設置主体 社会福祉法人 宮崎福祉会
職員数 常勤職員 26名 非常勤職員 4名
有資格職員 保育士 16名 介護福祉士 2名
認定心理士 2名 支援員 7名
調理師 3名
施設設備の概要 (ア)居室数 (イ)設備等
(ウ) (エ)
【3】理念・基本方針 理念
みん なで
せい(生)を うけよろこび
かん(感)じ合える空間 みんせいかん
基本方針
社会的養護を担う施設として、子どもの生命と人権を守り「最善の利益」を目指すために
〇家庭的養護と個別化
「あたりまえの生活」を保障し、安心・安全な家庭的環境の中で養育する。
個々のきめ細やかな自立支援計画に基づき、一貫した自立支援を行う。
〇基本的信頼感の獲得
子どもが大切にされる体験を積み重ね、信頼関係や自己肯定感を取り戻していけるようにする。
虐待を受けた子ども・特別なニーズを要する子どもには、心理的ケア・専門的ケアなどの治療的な支援を行う。
〇家庭支援
家庭支援専門相談員を中心に、児童相談所と連携をとりながら協働していく。
親子間の関係調整・回復支援により、早期の家庭復帰や里親委託等を進める。
〇関係機関連携・地域支援の機能強化
市町村・児童相談所・学校・幼稚園・病院等との連携を図る。
地域に拓き、退所した子どものアフターケア、里親支援、地域の子育て家庭への支援(ショートスティ事業等)などソーシャルワーク機能を充実させる。
〇職員の資質向上とチームワーク
セカンドステップ・コモンセンスペアレンティングのスキルを全職員が習得するとともに、専門的な援助技術向上を目指した研修を充実する。
職員がひとりで問題を抱え込まないように、互いにおもいやり・助け合う「相互補完的な関係」を築き、施設全体の養育・支援の質を向上させる。
【4】施設の特徴的な取組 質の向上のため第三者評価を受審させていただきます。
子どもの最善の利益に近づけるよう、利用者の生活改善にむけ「生活アンケート」に取り組んでいます。
【5】第三者評価の受審状況 2019年10月15日(契約日)~ 2020年03月31日(評価結果確定日)
前回の受審時期 平成28年度
【6】総評 ◇特に評価の高い点
1.職員の資質向上及び養育支援・技術のスキルアップを図るため、職員の研修計画を作成されています。また施設長自らも遵守すべき法令や倫理・経営に関する情報をいち早く捉える意識が高く研修会にも参加されています。
2.基本方針に記載されている、セカンドステップ・コモンセンスペアレンティングのスキル習得へ積極的に取り組むほか、子どもたちの特性を理解するための研修会への参加、施設での勉強会、情報共有が定期的に実施されています。また階層別に教育・研修の機会が確保されており、勉強会も定期的に開催するなど専門的知識や技術習得に努め子どもの最善の利益を考慮した養育支援がなされています。
3.地域や病院・老人福祉施設と共同した活動を行うなど、地域に根差した施設の取組が行われており、地域行事や地域ボランティア活動などへ参加するなど、施設を地域行事に開放するなど日常的に地域との交流が行われています。
◇改善を求められる点
1.現在、職員処遇に関して休暇希望への配慮等がなされていますが、今後は人材確保・育成・定着の仕組み作り等をとおして、更なる職員処遇向上への取り組みを期待します。
2.子どもとの信頼関係を構築する体制や努力がなされていますが、自分の気持ちや悩みを話せない子どももアンケートから見受けられます。いろいろな事情や問題を抱えている子どもが自分の気持ちや考えを話せる更なる関係構築への取り組みを期待します。
【7】第三者評価結果に対する施設のコメント 第三者評価の評価受審は、事業計画の「信頼される施設」の項目にあげて取り組んでいます。評価を受けて今回も又、新たな課題に気づくことができました。
子どもの「最善の利益」を職員全員で考え、前に向かう重要な機会となりました。
今回の改善を求められた課題を真摯に受け止めて、職員全員で共用し努力していきます。
丁寧に当施設の現状を評価して、「気づき」をくださった評価機関の皆様に心より感謝いたします。
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