社会的養護施設第三者評価結果 検索

じゅうじの家

【1】第三者評価機関名 (一社)宮崎県社会福祉士会
評価調査者研修修了番号 SK15145
S25213 
S25214


【2】種別 児童養護施設 定員 6名
施設長氏名 児嶋 草次郎 所在地 宮崎県
URL http://www.yuuaisya.jp/
開設年月日 2006年04月01日 経営法人・設置主体 社会福祉法人石井記念友愛社
職員数 常勤職員 3名 非常勤職員 0名
専門職員 児童指導員 2名 保育士 1名
施設設備の概要 (ア)居室数 (イ)設備等
(ウ) (エ)
【3】理念・基本方針 (1)理念 石井記念友愛社の基本理念 天は父なり 人は同胞なれば お互いに相信じ 相愛すべきこと 大正2年 石井十次

(2)基本方針 (1)「自然主義」 健康を作ります  日本の自然・風土・文化・農業との触れ合いを通し人格と体を養う。  自然教育は情操を豊かにし「敬天」の感性を育てる。
   実践目標 ①自然への畏敬と感謝の気持ちを育てます ②食育教育を実践します ③自然教育・労作教育を実践します

        (2)「家族主義」 家族を守ります  相信・相愛の原点は、家族の絆の中にあり、親を敬い、祖先を敬うことから、心の成長は始まる。
   実践目標 ①家族への感謝の気持ちを育てます ②先祖への敬いの気持ちを育てます ③家族のきずなを大切にします

        (3)「友愛主義」 家族を支えます 人は皆同胞。自立に向けて、互いにしつけ・教育・支援し合い、そして、先人達の築いてきた文化を次世代に伝えていく
   実践目標 ①養育・教育・自立に関して、できるだけ支援(相談・援助)をします ②日本の家庭の文化、お年寄り、障がい者を大切に守ります ③子ども達の自立へ向けてのしつけ・教育を実践します

        (4)「自律主義」 自立支援します 自立は自律。人倫を明らかにすること、つまり克己復礼こそが本来の教育の目的であり、江戸時代の教育・鍛錬・練磨に学び、自立教育を目指す。よって自らの個性を統御し主体性の確立した行動力・実践力を身につけた人格を養う
   実践目標 ①伝統的挨拶、礼儀、基本的生活習慣を学びます ②先人の児童学習法に学びます ③武道・茶道・花道等、日本の伝統文化を学びます
【4】施設の特徴的な取組 ・子供の成長にとって一番大切な時間帯は、起きて登校するまでの時間、午後学校から帰って就寝するまでの時間。子どもの生活に合わせた勤務形態をとっており、住み込み勤務を原則としている。
・老人デイサービスと保育園が隣接している。幅広い年代が交流を持つことができる。
【5】第三者評価の受審状況 2017年11月01日(契約日)~ 2018年03月22日(評価結果確定日)
受審回数 1回 前回の受審時期 平成26年度
【6】総評 小規模であるが故の機能を存分に発揮されています。家庭的でリビングのこたつを中心に子ども達が集い、宿題をしたり、音楽を聴いたり、温かい家庭的雰囲気がとても醸し出されています。以前この施設から巣立っていった亡くなられた方の遺影が、皆が集う場に飾られている等繋がりを感じられました。また大学進学の道が根付いており、大学進学を目指す夢も叶えられるように支援が行き届いています。大学進学後のアフターフォローもされ、子ども達にとってはとても心強い仕組み作りがなされています。ただ、小規模であるがため職員と子ども達の関係性が密になりすぎないように、施設長への助言や本園の主任格への相談などにおいて対応されています。小規模施設機能の特性を存分に発揮できるよう、これからもより地域に根差した、「家族主義」にもとづいた「自律主義」の子ども達へと尽力していただきたいと願います。
【7】第三者評価結果に対する施設のコメント 人材育成は重要な課題であり、職員個々の研修に今後力を入れていきたいと思います。
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