社会的養護施設第三者評価結果 検索

小戸母子生活支援施設

【1】第三者評価機関名 (一社)宮崎県社会福祉士会
【2】種別 母子生活支援施設 定員 20世帯
施設長氏名 岩見 由記子 所在地 宮崎県
URL http://www.fukushikai.or.jp/shien/
【3】実施調査日 2014年09月12日~2015年03月30日
【4】総評 ・少人数の入所者に対して、日常的によく観察し、気軽な声掛けや対応を柔軟に行い、必要な支援を検討していることにより、安心した生活の確保ができています。
・保育経験の豊富な職員が、子どもの発達段階に応じた専門的支援や子どもや母親に対して受容や共感を行い、自己肯定感を高める支援に心掛けています。
・24時間体制を整備し、緊急時の対応にも備え、施設の機能を果たしています。
・様々な困難な事情を抱えている世帯に対応できるよう、母親と子どもの状況を正確に把握し、ニーズを明らかにし、母と子どもそれぞれの自立生活に向けた自立支援計画策定を行うことが重要であり、施設としての手順と様式を定め、取り組んでいくことが望まれます。
・権利擁護について、入所後に職員と共に学習、理解を深める機会を定期的に持ち、具体的な行動イメージができるよう概念を明確化し、個々の支援に反映されるよう期待します。
・施設の理念や基本方針を理解した取り組みが不十分であるため、意識化できる工夫や検討を行い、職員間で共有し実践できるよう、今後の取り組みに期待します。
・施設の特性上、地域への開放やボランティア実習生などの受け入れをしていませんが、福祉分野における後身の育成を行う社会的責任や役割は大きく、今後の取り組みを強く望みます。それにより社会的養護施設のあり方が周知され、貴施設の向上にもつながると思われます。
【5】第三者評価結果に
対する施設のコメント
 利用者の減少を理由に、集団的な活動の設定が遠のいていた事から、利用者の意向や主体性に配慮した一歩踏み出す次への支援へのしづらい面が見えてきました。強みである母体法人の理念や基本方針を職員間で共有し、意識化してもっと社会資源を活用すべく、利用者が当然の権利として主張できる場をこれからも提供していきたいと思います。
 この第三者評価を受審して、当施設の弱点を見直すいい機会となりました。
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