【1】第三者評価機関名 | (社福)宮崎県社会福祉協議会 |
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評価調査者研修修了番号 | SK18187 SK18185 2016-9 |
【2】種別 | 乳児院 | 定員 | 10名 | |
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施設長氏名 | 安田 真由美 | 所在地 | 宮崎県 | |
URL | ||||
開設年月日 | 2017年04月01日 | 経営法人・設置主体 | 社会福祉法人石井記念友愛社 | |
職員数 | 常勤職員 | 18名 | 非常勤職員 | 6名 |
有資格職員 | 保育士 | 13名 | 看護師 | 3名 |
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管理栄養士 | 1名 | 調理師 | 4名 | |
施設設備の概要 | (ア)居室数 | (イ)設備等 | ||
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(ウ) | (エ) | |||
【3】理念・基本方針 | 【理念】 『天は父なり 人は同胞なれば 互いに相信じ 相愛すべきこと』 【基本方針】 『自然主義』 『家族主義』 『友愛主義』 『自律主義』 養育方針:人生をスタートするにあたり、一人ひとりを、天に愛され尊厳を持つ人として重んじ、次の人生につながるように大切に養育・支援を行う。 |
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【4】施設の特徴的な取組 | 地域の中の施設(社会資源)であることを認識し、入所している子どもは「地域の子ども」として育ち育てることに取り組んでいます。 社会資源として地域の子育て支援の役割を果たすため、同敷地内の児童家庭支援センター、児童養護施設と連携し、児童福祉の向上に努めています。 |
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【5】第三者評価の受審状況 | 2018年07月09日(契約日)~ 2019年02月15日(評価結果確定日) | |||
前回の受審時期 | - | |||
【6】総評 | ◇特に評価の高い点 1 開設2年目の施設ですが、児童養護施設に永年勤務した経験を持つ施設長を中心に、「お互いさまの意識」や「職員間の負担共有」を目標に働く環境の整備を行い、職員が一体となってチームワークを発揮し、子どもの最善の利益を目指した養育・支援に取り組んでいます。 2 同一法人の児童養護施設と児童家庭支援センターが隣接しており、連携しながら運営されているため、地域の情報が得やすく、地域の社会資源とも連携しています。 3 担当養育制で、個々の発達段階に応じてきめ細かな観察を行い、記録し、ケース会議が行われているため、全養育者が入所児の情報を把握しています。また、小規模施設ということもあり、保護者とのきめ細かなやり取りや配慮がされています。 4 乳幼児突然死症候群(SIDS)予防のため、就寝中の呼吸や体位の観察記録を徹底するとともに、AEDの操作方法や人工呼吸、心臓マッサージの方法を全職員が習得しています。 ◇改善を求められる点 1 単年度事業計画はありますが、中・長期計画がありませんので、理念や養育方針を実現するため、財務や人材管理・育成等に関する中・長期計画を全職員が参加して策定することが望まれます。 2 日常の養育支援等の記録について、記録する記載箇所の統一性がなく、また職員会議や委員会等の議事録に回覧印がなく、回覧が行われているか確認ができません。記録時間の軽減や情報の共有化などを図るため、記録に関するシステムの再構築が望まれます。 3 アセスメントにもとづく自立支援計画を含めマニュアル等に未整備なところがあります。養育についてはその都度話し合い、臨機応変に対応していますが、養育の標準化を図るため、培われた養育対応を基にマニュアルを策定することが望まれます。 |
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【7】第三者評価結果に対する施設のコメント | 開設して2年目、初めての第3者評価でした。私たちがこれからするべき事を整理させていただく機会、チャンスとして受けさせていただきました。 自己評価シート作成にあたっては「これは取り組んでいないのでは?」「これはここに書かれて有ることだよ」などと確認する事で、共通認識が不十分なところもありました。「ここまで、まだできない」など課題がまだまだ多い事も再認識しました。訪問調査では、丁寧で分かりやすいヒヤリングをして頂き、受け答えする中で、手探りでの部分やこれでいいのかな?と不安を持っていた部分が明確になり、今の状況を振り返る事が出来ました。 今後、改善点に取り組むにあたり、小規模ケアーのメリットを生かした養育・支援、また乳児院がもっている機能を発揮し、地域に根ざした乳児院としての役割も担えるよう一歩前進した乳児院となって次回の評価を受けられたらと思います。 |