【1】第三者評価機関名 | (特非)北九州シーダブル協会 |
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評価調査者研修修了番号 | SK18274 14-a0026 |
【2】種別 | 児童養護施設 | 定員 | 45名 | |
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施設長氏名 | 奥村 長作 | 所在地 | 福岡県 | |
URL | ||||
開設年月日 | 2018年04月01日 | 経営法人・設置主体 | 社会福祉法人 双葉会 | |
職員数 | 常勤職員 | 30名 | 非常勤職員 | 2名 |
有資格職員 | 保育士 | 16名 | 心理士 | 1名 |
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栄養士 | 1名 | 看護師 | 1名 | |
施設設備の概要 | (ア)居室数 | 居室46室 親子生活訓練室1室 幼児室2室 ディルーム1室 | (イ)設備等 | 厨房1室 食堂1室 倉庫6室 リビングダイニング6室 |
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(ウ) | 心理療法室・医務室・相談室静養室・会議室・\n事務室・保育士室・学習室 各1室 | (エ) | 浴室7室 トイレ22ヶ所 宿直室2室 洗濯室2室 | |
【3】理念・基本方針 | ★理 念 措置費の効率的運用により円滑な施設経営を図ると同時に、児童の基本的人権の尊重を第一義とし、将来児童が一人の人間として、社会に適応出来るべく、基本的生活習慣と社会生活のルールを身につけさせると共に、適切な進路指導を行い、将来子ども達が豊かで幸福な生活を営むことが出来るよう、最大限の援助をすることである。 ★基本方針 一、職員の豊かな愛情と技術により、家庭的雰囲気の中で明るく、伸び伸びと生活させ、情緒の安定を図る。 一、児童の自主性を尊重し、善悪に対する判断力、年上への尊敬の念、弱者へのいたわりの心を育てる。 |
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【4】施設の特徴的な取組 | ・基本理念にあるよう「家庭的雰囲気」をモットーに児童が話しやすく児童により良い環境となるよう努めている。 ・子どもたちのチャレンジする心を育てやってみたいことに取り組めるような環境づくりに努めている。 ・毎日の朝礼、午後の引き継ぎや毎月の職員会議を通じて職員間の情報共有や連携を図り、標準的な支援ときめ細やかな処遇を心掛けている。 ・親子関係の再構築に向け、親へのアプローチも配慮しながら行っている。 ・野球、バレーボール、ドッジボールを通し協調性の涵養、規則正しい生活習慣を身に付けさせ、子どもたちが将来豊かで幸福な生活を営むことが出来るよう最大限の援助をするよう努めている。 ・地域行事に積極的に参加し、地域との交流を深め、地域と連携して子どもたちの自立に向け支援を行う。 ・意見箱や児童会を設置し、子どもたちの希望に沿えるよう努めている。 |
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【5】第三者評価の受審状況 | 2020年04月15日(契約日)~ 2020年07月20日(評価結果確定日) | |||
前回の受審時期 | ― | |||
【6】総評 | ◇特に評価の高い点 〇 北九州で最初のユニットタイプを2年前に開設し、小規模グループケアが6ユニットと幼児部屋を設け、ユニット毎に玄関、バルコニー、リビング、キッチン、浴室、トイレを設置して、家庭に近い環境整備に取り組んでいる。 〇 地域の行事や活動に積極的に参加し、事業所の地域交流スペース(食堂)を地域の会合に提供し、災害時の避難場所に指定され、地域と協力関係を築いている。 〇 嗜好調査を3ヶ月毎に行い、子どもが食べたいメニューを作成し、検食を行い、子どもと一緒に料理やおやつ作りに挑戦し、食への関心に取り組んでいる。 〇 「親子生活訓練室」を設置し、親子が一緒に生活するための訓練を支援し、退所後も相談が受けやすい環境整備に取り組んでいる。 〇 ボランティア(学習、遊び、折り紙)の受け入れを行い、事業所や子ども達が孤立しないで、社会生活が営まれる支援に取り組んでいる。 〇 保育士、心理士、看護師、栄養士、調理員等の専門職が連携し、子どもの最善の利益に向けた養育、支援にチームで取り組んでいる。 ◇改善を求められる点 〇 障害や慢性疾患の子ども達が増加し、入所児童の半数が発達障害である現状から、職員の専門性が求められるが、経験の浅い若手の職員が多いので、現場の職員の負担が重く職員の葛藤が続いている。経験豊富な高齢者の雇用や若手の職員確保で、質の高いケアに取り組むことを期待したい。 〇 苦情解決のマニュアルはあるが、苦情記入カード配布や定期的なアンケートの実施に取り組み、子ども達が安心して、安全に暮らせる体制の確立を期待したい。 〇 「生い立ち振り返りシート」の作成を実施し、子どもの成長に応じて現実を理解出来るように話し合い、リービングケアを充実して子ども達が社会生活に適応できる体制の構築を期待したい。 〇 子どもの権利擁護について、日常生活の中で、子どもと職員が話し合い、実践しているが、記録が十分でないので、規定やマニュアルを整備し、記録の充実を図っていくことが望まれる。 〇 定期的な広報紙発行やお便りを保護者に配布し、ホームページを開設して、 外部に向けた発信を行い、児童養護施設の啓発に取り組むことを期待したい。 |
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【7】第三者評価結果に対する施設のコメント | 双葉学園みのりは開設から三年目を迎え、この度初めて第三者評価を受審しました。「養育・支援の質の確保」については大変高く評価して頂き、これからも維持していけるよう、人材の確保や育成に益々励まなければならないと痛感しました。次回の受審では全ての項目についてこの度の結果を少しでも上回れるよう職員一丸となって業務に邁進します。 |