【1】第三者評価機関名 | (社福)宮城県社会福祉協議会 |
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評価調査者研修修了番号 | SK18016 第76号 第117号 |
【2】種別 | 児童養護施設 | 定員 | 49名 | |
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施設長氏名 | 古江 和夫 | 所在地 | 宮城県 | |
URL | http://www.sayurien.com/ | |||
開設年月日 | 1935年10月20日 | 経営法人・設置主体 | 社会福祉法人 善き牧者会 | |
職員数 | 常勤職員 | 25名 | 非常勤職員 | 8名 |
有資格職員 | 保育士 | 8名 | 指導指導員 | 9名 |
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施設設備の概要 | (ア)居室数 | 本園居室6室、地域小規模児童養護施設1棟 | (イ)設備等 | 食堂 |
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(ウ) | 浴室 | (エ) | ||
【3】理念・基本方針 | <基本理念> 1 児童の最善の利益を追求する 2 子ども自身の意思表明権を尊重する 3 児童の人権と命の尊厳の尊重 4 職員から「愛されている」ことを子ども自身、実感出来る養護を形成する <養護基本方針> キリスト教的世界観、人間観を土台として、次のような子どもを育てる ・祈り、感謝することのできる子ども ・明るく美しい心を持った子ども ・自主的に責任を持って行動できる子ども ・困難にくじけず、正しく生きる強い子ども |
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【4】施設の特徴的な取組 | 施設では、家庭的な雰囲気を大切にし、子どもが安心して生活できるように支援しています。また、職員一人ひとりの育成に向けた取組に力を入れています。 | |||
【5】第三者評価の受審状況 | 2020年09月09日(契約日)~ 2021年04月30日(評価結果確定日) | |||
前回の受審時期 | 平成29年度 | |||
【6】総評 | 【特に評価の高い点】 ◇心理的ケアが必要な子どもへの対応について、職員間の連携を強化しながら取り組んでいます。 施設では、心理担当職員を専任配置し、心理的な支援を行っています。幼児には「ほめノート」を使って「できた」ことが理解できるよう工夫し、自己肯定感を持てるようにしたり、必要に応じて心理担当職員の意見を反映させ、子どもと一緒に「サポートブック」を作成しています。さらに、関係機関と連携してアフターケアにも活用しています。また、日々の対応について心理担当職員を中心とした勉強会を行い、職員間の連携の強化に努め、施設全体で取り組んでいます。 【改善が求められる点】 ◇マニュアルの整備を期待します。 子どもの日常生活におけるプライバシーの保護は、子どもを尊重した養育・支援における重要事項です。支援の基本としての姿勢や職員の意識保持のためにも、プライバシー保護の具体的な取組について、規程・マニュアルとして文書化することを望みます。 これ以外にも、苦情や意見・相談対応についての流れや、感染症マニュアルに発生時の対応(施設内の体制)を追記するなど、マニュアルの整理を期待します。 【期待する点】 ◇人員体制の計画策定を期待します。 目指す養育・支援の実現のため、児童の定員等、事業運営や予算等の状況について、職員の理解が深まるように職員の意向・意見を確認する機会を作り、施設の建て替えもあるため、専門職員等の職員配置や確保などの具体的な考え方や計画を策定し、就業状況等の働きやすい職場に向けて人員体制を確立できるような取組を期待します。 |
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【7】第三者評価結果に対する施設のコメント | ・70におよぶチェック項目を職員個人から施設全体の評価へと取りまとめ、更に評価者からの聴き取り調査や資料提出、アンケートによる子どもの意見聴取を実施していただきました。調査段階から評価者は丁寧に細部まで聴取や資料確認をされており、調査結果はとても的確かつ具体的な指摘をいただけたと思います。 ・評価が高かった「心理的ケアが必要な子どもへの対応について」では、心理療法担当職員が軸となり、ケア職員もしっかりと連携意識と自覚を持って子どもに向き合えているものと理解し、今後も全職員がその必要性と取り組みを継続し、質を高めていけるよう努力いたします。 ・改善を要する点として業務上、幾つかのマニュアル整備を提案されました。これは、子どもや保護者の安心安全、職員の人材育成、よいよい施設の養育文化の醸成のために、必要であると認識し、改善に取り組んでまいります。 ・評価者は評価するだけでなく、改善に向けた助言も多くご教示下さいました。これを施設として共有することで、改善を要する意味まで理解し、業務内容に落とし込んでいけるよう努めてまいります。 |