【1】第三者評価機関名 | (特非)介護の社会化を進める一万人市民委員会宮城県民の会 |
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評価調査者研修修了番号 | SK18012 SK18013 第128号(県継続研修番号) |
【2】種別 | 母子生活支援施設 | 定員 | 20名 | |
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施設長氏名 | 長田 伸一 | 所在地 | 宮城県 | |
URL | http://www.fukushi-sendai.or.jp | |||
開設年月日 | 1905年04月01日 | 経営法人・設置主体 | 社会福祉法人 仙台市社会事業協会 | |
職員数 | 常勤職員 | 11名 | 非常勤職員 | 3名 |
有資格職員 | 特別生活指導職員 | 1名 | 保育士 | 1名 |
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少年指導員 | 3名 | 母子支援員 | 3名 | |
心理担当員 | 1名 | 個別対応職員 | 1名 |
施設設備の概要 | (ア)居室数 | 20室 | (イ)設備等 | 園庭、保育室、集会室、面談室 |
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(ウ) | ボランテイアルーム | (エ) | 学習室、当直室 | |
【3】理念・基本方針 | ・基本理念 いつも希望を、もっと笑顔を、ずっと安心を実現したい。 ・基本方針 母子生活支援施設仙台むつみ荘は、児童福祉法第23条・38条を根拠法とし、配偶者のいない女子または、これに準ずる事情にある女子及びその者の監護すべき児童を入所させて、保護するとともに、自立の促進のためにその生活を支援し、退所した方については相談その他の援助を行うことを基本目的としております。 |
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【4】施設の特徴的な取組 | ・入所している母子が抱えているそれぞれの問題を、早期に解決するように個別面談に力を入れる等、自立退所に繋がる取り組みを実施している。更に手厚い支援を推進するための財源確保として、「被虐待児加算、個別対応職員加算、特別生活指導費加算」等の各種加算を活用して専門担当職員を配置し、今まで以上にきめ細かな、適切な支援が行われている。 ・施設では、利用者が安心して生活し、次のステップに向けて自立できるようリスクマネジメント体制やセキュリテイ対策を実施しています。防災計画を策定し、毎月避難訓練を実施しています。 |
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【5】第三者評価の受審状況 | 2019年04月24日(契約日)~ 2019年12月25日(評価結果確定日) | |||
前回の受審時期 | 平成28年度 | |||
【6】総評 | ◇特に評価の高い点 〈母子生活支援施設での支援の質の向上に努めています〉 施設では入所理由などを分析し、世帯が抱えている問題を早期に解決できるような支援に力を入れています。支援の質の向上を図るため専門職員の配置を行い、育児の課題や就労の確保等に取り組み重点目標である、早期の自立退所の実現に努めています。 〈安全安心な施設での生活が確保されています〉 施設では利用者が安心して生活し、次のステップへ向けて自立できるよう,リスクマネジメント体制や施設のセキュリティ対策を実施しています。警察や消防、学校、地域と連携して組織ぐるみで対応しています。また災害対策においては施設の耐震診断で安全を確認しており、防災計画を策定し毎月避難訓練を実施しています。大災害時における法人と事業継続計画(BCP)を策定するなど利用者の安全確保と生活の支援に向けて取り組んでいます。 〈母親と子どもの気持ちに寄り添った支援を行い、安心して生活ができるよう努めています〉 施設では、職員が常に母親や子どもの気持ちに寄り添うことを大切にし、見守りや声掛けに努めて安心して生活が送れるよう支援しています。入所時には、心の安定に向けた相談や必要に応じて家財道具等を貸し出すなど、少しでも早い段階で新しい環境に慣れるよう心理的・物理的な不安の軽減に努めています。また、子どもの発達に遅れが心配される場合には、母親に寄り添って一緒に子どもを見守り、子育て不安の軽減に配慮した支援を行っています。 ◇改善を求められる点 〈支援に必要な仕組み、手順等や規程・マニュアルの整備が望まれます〉 母子生活支援施設での支援の標準的な実施方法を始め母子の権利擁護規程・マニュアル、プライバシー保護規程・マニュアル、母子に対する説明内容の文書化や手順等が整備されていません。支援の基本となる大事なものなので整備が望まれます。 〈母親と子どもの満足度を向上する取り組み〉 施設での母親と子どもの満足度の向上を目的とする仕組みや取り組みが不足しています。仕組みや手順、方法などを定め支援の内容や成果を双方向で確認し支援の向上に努めていただきたい。 |
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【7】第三者評価結果に対する施設のコメント | 前回の調査結果よりa評価が増えており、支援の方向性が間違っていなかったと確認できました。しかし、これまでの規定や口答伝達していた内容で文書化していないものがあったので、改善していきます。 |