【1】第三者評価機関名 | (社福)徳島県社会福祉協議会 |
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評価調査者研修修了番号 | S16052 SK15129 S15059 |
【2】種別 | 母子生活支援施設 | 定員 | 20名 | |
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施設長氏名 | 田中 修二 | 所在地 | 徳島県 | |
URL | ||||
開設年月日 | 1954年07月06日 | 経営法人・設置主体 | 東みよし町 | |
職員数 | 常勤職員 | 4名 | 非常勤職員 | 3名 |
専門職員 | 幼稚園教諭 | 1名 | ||
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施設設備の概要 | (ア)居室数 | 20 | (イ)設備等 | |
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(ウ) | (エ) | |||
【3】理念・基本方針 | 理念 (1)お母さんと子どもさんが、安全と安心と安定した家庭生活が送れる場所 (2)お母さんと子どもさんが、尊重され最善の利益を目指す場所 (3)お母さんと子どもさんが、自主的に地域で自立できるよう支援する場所 基本方針 (1)お母さんと子どもさんの、不安を取り除き生活スキルを向上させる支援する。 (2)お母さんと子どもさんに、適切に関わり指導による支援をする。 (3)お母さんと子どもさんに、日常生活の生活支援で寄り添いながら、地域社会で自立した生活ができるように支援する。 |
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【4】施設の特徴的な取組 | 母親と子ども達の人格を尊重し精神的・情緒的な安定を目指し、声掛けやコミュニケーションに気をつけながら、常に母親と子ども達に寄り添った支援を心掛けています。そして、入所者同士の交流を深めて日常生活に生きがいを感じてもらえるように、施設では季節に応じた行事を計画しています。 また、子ども達が未来の人生を作り出す基礎となる心身の発達を目指し、子ども達が困った時に助けられる存在になれるよう、気持ちに寄り添った支援を心掛けています。 入所中だけでなく、退所後のアフターケア・地域支援等の支援機能が充実できるよう、関係機関と連携・協力し、施設が持っている支援機能を地域に還元していきたいと考えています。 |
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【5】第三者評価の受審状況 | 2017年04月13日(契約日)~ 2018年03月23日(評価結果確定日) | |||
受審回数 | 1回 | 前回の受審時期 | 平成26年度 | |
【6】総評 | 【特に評価の高い点】 施設は、県西部で唯一の母子生活支援施設であり、理念・基本方針の実現に向けた具体的な取り組みを行えるよう、施設長が中心となって、中・長期的な目標を明確にするための、考え方を整理し、取り組む姿勢が見受けられる。社会的養育・支援計画、組織体制、施設の整備、職員体制、人材育成、職員処遇の6項目ごとに考え方や目的等が検討できるようにしていることは評価できる。 【改善を求められる点】 理念の実現に向けた基本方針や中・長期計画、単年度の事業計画の策定 設置主体の町は、母子生活支援施設の使命や機能が発揮できるよう、地域福祉活動計画などの計画に施設の位置づけを明確にし理念が実現できるよう速やかに検討されたい。施設は、理念が、母親と子どもへの支援が施設経営のよりどころであり、基本方針は、理念に基づいて施設の母親と子どもに対する姿勢や地域との関わり方、施設が持つ機能、人材育成等を掲げつつ、職員等の行動規範として具体的な内容を示せるようにされたい。また、理念の実現に向けて、設置主体の町と話し合うなどして、施設の役割や機能、支援を考慮し、整合性のある基本方針や中・長期計画、単年度の事業計画(支援の内容・組織体制や設備の整備・職員体制・人材育成など)となるよう努め“期待する職員像”を明確にし、職員一人ひとりが目標を設定したり、将来の夢が描けたりできるよう、目標管理を導入した育成計画を策定するなどして組織体制の強化に取り組まれたい。 母親と子どもへの支援の質の向上に向けた人材の確保と育成計画の整備 施設では、理念の実現に向けた、質の高い支援を行うためにも、福祉人材の確保と育成に関する方針の明確化が望まれる。現在、母子支援員や少年指導員は配置しているが、基幹的職員や心理療法担当職員等の専門職員の配置を行うまでには至っていない。施設が公設公営であることから、設置主体の町と必要不可欠な話し合いや予算折衝等を行いながら、今後は、施設長が中心となって、母子支援施設の使命や役割、機能を再確認し、果たすべき役割を継続的に発揮するための、必要な福祉人材の確保、育成、定着等に関する具体的な取り組みを検討されたい。また、職員の思いや意見、意向、提案、アイデア等を把握するための個別面談を行うなどして、職員の専門性の向上に向けた、育成や研修計画を示すなどされたい。設置主体の町の助言を得るなどして、職員が、各職種の専門性や役割を理解し合い、互いに連携して組織的に支援に取り組む体制が確立できるよう期待する。 |
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【7】第三者評価結果に対する施設のコメント | 平成26年度に始めて第三者評価を受審し、今年度2回目の第三者評価受審となりました。前回、受審した職員は1名いましたが残りの職員は全員が始めての第三者評価受審でした。前回、受審した結果を職員間で改めて共有し、今回の自己評価に取り組みました。初めてのことで右も左もわからず、自己評価に取り組んでいく中で、施設に求められている支援やあり方を顧みることができました。 また、第三者評価受審時には、様々な事を丁寧に教えていただき、施設のあり方・自分達の支援の取り組み等について、改めて考え、知ることができました。長期間・長時間に渡り、評価審査していただきまして本当にありがとうございました。 評価結果を主体である町にも報告をしていますので、主体となる町との連携を密にし組織的に支援に取り組む体制が確立できるようにしていきたいと思います。 評価結果を真摯に受け止め、自分達がどのように取り組めばいいのか職員間で改めて共有して、現在よりもよりよい施設運営・支援ができるように取り組んでいきます。 |