【1】第三者評価機関名 | (株)第三者評価 |
---|---|
評価調査者研修修了番号 | SK15176 S25061 S25062 S16045 |
【2】種別 | 児童養護施設 | 定員 | 42名 | |
---|---|---|---|---|
施設長氏名 | 川村 宏司 | 所在地 | 山口県 | |
URL | http://www.tsure20.co.jp/haruka/ | |||
開設年月日 | 1957年08月01日 | 経営法人・設置主体 | 社会福祉法人 はるか | |
職員数 | 常勤職員 | 26名 | 非常勤職員 | 12名 |
専門職員 | 里親支援専門相談員 | 1名 | 心理療法担当職員 | 1名 |
---|---|---|---|---|
個別対応職員 | 1名 | 家庭支援専門相談員 | 1名 | |
看護師 | 1名 |
施設設備の概要 | (ア)居室数 | 各ホーム5室 | (イ)設備等 | 家族療法室 |
---|---|---|---|---|
(ウ) | 地域交流スペース | (エ) | ||
【3】理念・基本方針 | ①社会的養護を必要とするべての子ども生命人権守り、安全で心な居場所づくに を必要とするべての子ども生命人権守り、安全で心な居場所づくに努める ②寛容な心で、子どもの最善、子どもの最善の利益を創出する。 ③地域福祉ニーズに沿った公益的な事業の積極展開 ④家庭養育の推進と支援を図る。 ⑤人材の育成と研修を推進する |
|||
【4】施設の特徴的な取組 | 昨年度まで、離島の情島での生活を共にしていた子どもと職員とが、同じ関係性のままホームでの生活に移ることができた。ホームの生活は、食事の買い出し、調理等までホーム職員が行うため生活の匂いと生活感をともに心地いいものに変えられていると思います。養護から養育(育み)へと自然に移行できている環境要因が強みと思います。子どもたちにとって、自分の居場所と感じ取れるホームを構築していくことはライクホームはるかの養育論を根付かせる努力をすることと感じています。 | |||
【5】第三者評価の受審状況 | 2017年10月01日(契約日)~ 2018年03月08日(評価結果確定日) | |||
受審回数 | 1回 | 前回の受審時期 | 平成26年度 | |
【6】総評 | は・・・『育み』子どもの育みをサポートします る・・・『ルック』ありのままの子どもの姿を見ます か・・・『寛容』寛容なこころをもって支援します 岩国市にて平成29年4月法人名を「社会福祉法人 はるか」と改め、施設名を「ライクホームはるか」として移転し、評価を通じてこの多忙で変化の大きかった1年目を振り返りました。大舎制から6人程度で暮らす4つの新居へ、より一般の家庭に近づけようと大きく舵を切りました。子ども達に感じてもらいたい ”There is no place like home. 我が家に勝るところはない”は概ね達成できているようです。特に、訪問した4名の評価者は、以下の事を感じました。 (1)グループホームやファミリフォームへの転換を行い家庭的養護の推進に向け、積極的に取組んでいます。 (2)ホームそれぞれでカラー(海のイメージや森林のイメージなど)が異なり、職員と子どもたちが一緒に自分たちの居住空間を大切にしていることが感じられた。生活雑貨の購入には子どもも一緒に出かけ選ぶことで、子どもたちの社会性と経済観念を養うことに心掛けている。 (3)ホームそれぞれでホームの職員が調理し食事提供している。そのため新任職員やそれまで調理経験の少なかった職員に対して、栄養士が中心となり調理研修を行うことで経験を積むことができ、安心して子どもの支援にあたることができるよう取り組んでいる。 (4)施設の所在地が変わったことで、子どもたちの進学の選択枠が広くなった。 (5)各ホームごとに入所する子どもに合わせて大きな裁量権が与えられている所。特に生活費について、年度初めに予算化されており、それに基づいてホーム運営を行っている。子ども達にも自分の「家(ホーム)」がどういう状態であるかを知り、その 上で意見を言うことで、責任感や自主性を育んでいる。また、従来の施設のような集団生活を行う上での必要なルールという考え方ではなく、今ホームにいる子ども達にとって何が必要なのかを一緒に考えるという柔軟な養育が浸透しており、その環境も用意されている。 (6)来年度新生児、乳児用ホームの開設を予定しており、また各ホームも定員数が六名となっている点、 さらに、地域小規模児童養護施設を持ち自立援助ホームについても検討がなされている。それらが中長期計画に反映されており、これまでも計画通り行えている。またその計画性も「新しい社会的養育ビジョン」に沿ったものとなっており、実現すれば0歳~20歳(もしくは22歳)までの一貫した養育が実現できる。 |
|||
【7】第三者評価結果に対する施設のコメント | この度は、丁寧な調査と分析、そして公正な評価をして頂きました事に感謝申し上げます。改善すべき項目については真摯に受け止め、施設全体で取り組みを進めてまいります。規定等未整備な所は、順次整え、申し合わせ等で対処していた所は明文化し、組織として一定の養育水準を整え、更なる養育の質の向上に努めてまいります。生活の主役である子ども達、そこに携わる職員、双方の福祉が充実している施設となる様に努力する所存です。今後共、宜しくお願い致します。 |