社会的養護施設第三者評価結果 検索

島根東光学園

【1】第三者評価機関名 (有)保健情報サービス
【2】種別 母子生活支援施設 定員 20世帯(暫定12世帯)
施設長氏名 來海 正幸 所在地 島根県
URL
【3】実施調査日 2014年07月14日~2015年01月23日
【4】総評 ◇特に評価が高い点
 明治29年3月に「松江育児院」が設立され、現在の島根東光学園へと、大変歴史のある母子生活支援施設です。現在の建物は昭和42年3月に建設された建物ではありますが、掃除も行き届いており非常にきれいに使用されていました。平成27年末には現所在地に新築予定で益々の発展が期待されます。
 施設長以下職員も少数ではありますが、母親と子ども達に寄り添ったきめ細やかな支援と養育が行われています。色々な場面で相談しやすく、意見が言い易い環境が整えられ、母子共に穏やかな日々が送れるようになっています。職員と母子の距離の近さを実感できる施設でした。又、職員間での情報の共有もしっかりと行われており、平成23年に導入された母子生活支援施設用のコンピューターシステムも有効に稼働されていました。

◇改善が求められる点
 マニュアル類を再度点検をされ、不足な部分については追加を行われ、まだ整備されていない物については新たに整備をされると良いと思います。
 地域の福祉ニーズに基づく、施設の機能を活かして地域の子育てを支援する事業や活動については、施設自身もお気づきですが、改築を契機により活発に行えると思いますので、今後の方針を具体化され整備していかれることに期待します。
【5】第三者評価結果に
対する施設のコメント
 第三者評価が義務化される以前より、毎年自己評価を行い、個人⇒職種別⇒評価委員会⇒職員会議の手順で検討し、施設としての「強み」の一層の強化と「弱み」の改善に努めてきてはいましたが、今回の第三者評価による当事者外からの評価は、視点を変えた見方として参考になりました。家族への支援や就労支援、親と子どもへの人格を尊重した支援の取組みが高く評価されたことは、施設の根幹にかかわることであるだけに、職員にとっては励みとなります。今後は、新築(平成27年12月竣工予定)により施設設備面での不備は解消されますので、課題として示された地域福祉の推進等の改善に取り組み、より質の高い支援のできる施設を目指したいと思います。
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