社会的養護施設第三者評価結果 検索

松江赤十字乳児院

【1】第三者評価機関名 (有)保健情報サービス
【2】種別 乳児院 定員 30名
施設長氏名 福田 敏 所在地 島根県
URL http://www.mable.ne.jp/~mrc-nyuji-in/
【3】実施調査日 2012年12月14日~2013年03月13日
【4】総評 ◇特に評価が高い点
 社会的養護を担う乳児院における運営の理念が、明確にされており個々の子どもが安心と信頼を得、健康食事ケア、家庭補完等への努力が随所に見られました。特に1対1での授乳、長期化する子どもへの小規模の導入、入院時の担任の付添など養育担当者との深い継続的な愛着関係の構築が、情緒、社会性をはじめとする豊かな人間性の全面発達を支援していました。また、乳児院の役割や機能を達成するための取組みを積極的に展開し、地域における病児・病後児保育や子育て家庭支援事業、研修での資格を地域まで還元されていました。今後心理職が予定され、期待は高まっています。
◇改善が求められる点
 個々の乳幼児の発達状況や個性に配慮した、専門的視点による養護・支援の計画や評価、見直しによる、遊びを通じた好奇心の育みや身体機能の発達支援の充実が期待されます。地域との交流活動が積極的に展開される一方、プライバシー保護、安全確保との関わりについて課題の共有化が求められています。
【5】第三者評価結果に
対する施設のコメント
 平成19年以来2回目の福祉サービス第三者評価を受診しました。今回、評価に先立ち、施設長及び職員自身による「気づきの機会」となるよう24年10月に全職員による自己評価を実施して、第三者評価に臨みました。一時的養育は概ね高い評価でしたが、子育て家庭支援事業については、特に施設開放を行う場合、入所児の安全とプライバシー保護を確保するよう指摘を頂きました。当乳児院は、日本赤十字社が運営する施設であります。わけても県内唯一の乳児院であり、地域の福祉拠点としての機能を最大限発揮することが求められていますが、「子どもの最善の利益」を目指して日々の養育・支援を実施することは言うまでもありません。
 また、一つ一つの業務の改善については、今後施設内で組織する各委員会や職員間で議論・連携してサービスの向上に努め、利用者から愛される施設となるよう取り組んでまります。
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