【1】第三者評価機関名 | (有)保健情報サービス |
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評価調査者研修修了番号 | SK15120 鳥-78 |
【2】種別 | 母子生活支援施設 | 定員 | 20世帯 | |
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施設長氏名 | 玉谷 隆明 | 所在地 | 鳥取県 | |
URL | ||||
開設年月日 | 2002年04月01日 | 経営法人・設置主体 | 設立:鳥取市 運営:社会福祉法人 鳥取福祉会 | |
職員数 | 常勤職員 | 14名 | 非常勤職員 | 0名 |
専門職員 | 母子支援員 | 5名 | 少年指導員 | 4名 |
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保育士 | 2名 | 心理療法担当 | 1名 | |
調理員等 | 2名 |
施設設備の概要 | (ア)居室数 | 居室(1DK)5室、バリアフリー居室(1DK)1室、居室(2DK)14室 | (イ)設備等 | 事務室1室、静養室1室、相談室1室 |
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(ウ) | 緊急用1室、遊戯室1室、調理室1室 | (エ) | 集会室兼学習室1室、心理療法室1室、こばと子育て支援センター1ヶ所 | |
【3】理念・基本方針 | 基本理念 ・私たちは「ともに生きる社会」を基調とし、社会福祉の充実をめざします。 基本方針 ・人権尊重 一人ひとりの人権を尊重し、心身共に健やかに生活できるよう支援します。 ・サービスの質の向上 社会の一員として利用者の自立支援に努めます。 ・地域貢献 地域に愛され、開かれた施設づくりをします。 ・人財育成 職員の資質向上に務め、良質なサービスに努めます。 ・健全経営 透明性を堅持し、健全かつ活力のある法人施設を目指します。 |
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【4】施設の特徴的な取組 | ・個々のニーズや課題に対する個別対応の強化 ・心理療法担当による発達検査の実施 ・母と子に対するソーシャルスキルトレーニング ・安全確保の為の警備、セキュリティ ・前庭の緑化を目的とした改修 ・個別対応強化による修繕・環境整備 |
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【5】第三者評価の受審状況 | 2017年10月10日(契約日)~ 2018年02月28日(評価結果確定日) | |||
受審回数 | 1回 | 前回の受審時期 | 平成26年度 | |
【6】総評 | ◇特に評価の高い点 ・インシデント、ヒヤリハットの蓄積と対応 インシデントやヒヤリハットについては、午後のミーティングで毎日報告し対応され毎月集計されデータ化され支援に活かされている。 個人に関するものは、個人データとして蓄積され、支援の標準化や留意点とし支援に反映し、さらに、データ化することにより中・長期の支援の見通しに結びつけられている。 また、全体のデータも毎月集計され、各種グラフ等でわかりやすく表示され、全体の利用者の動静や未然の危険防止策として活用されている。このようにデータ化された取り組みは、個人もちろん施設全体の支援の目安ともなり、高く評価される。 ・施設内の組織支援体制の充実 施設長がリーダーシップを発揮し、職場の牽引力となっている。組織では、各職員が十分に役割を発揮できるよう、エルダー制、OJT等の要素を取り入れ、基幹的職員によるスーパーバイズの体制が整備されている。 施設長は、これまでの職場経験等について機会を捉えながら職員に伝えている。 また、利用者にとっても安心できるパーソナリティで施設の雰囲気づくりに努めている。職場は、ベテランの男性職員が比較的多く、女性職員との相互作用も見られ、職場全体の風通しのよさが感じられる。 ◇改善が求められる点 ・職員の意見を聞き取る取り組み 職員ミーティング等の話し合いは、経験年数の少ない職員等の意見や考えを、より丁寧に幅広く聞く体制が求められます。会議やミーティングについては、時間が限られベテラン職員の見解で方針をすすめられることがあるようです。 職場における様々な支援のアイデアはいろいろな職員の意見から生まれてきます。今後、経験や発言の少ない職員にも積極的に意見を求め、発展性の高い職場の体制が求められます。 |
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【7】第三者評価結果に対する施設のコメント | この度で2回目の受審となります。前回の受審結果を踏まえ、施設運営の強化と利用者支援の充実に取り組んできました。このプロセスを通して、多くの気づきを各職員が共有しながら日々の地道な取り組みを行い、繰り返し検討することで、更なる施設運営等の土台作りが進んだと感じています。 今後も、社会的養護関係施設として、子どもが権利の主体であることの価値を考察していきたいと思います。家庭という子どもの環境作りをサポートしながら、各家庭が地域生活への新たな一歩を踏み出していくプロセス施設としての役割を果たせるよう努めていきたいと思います。 |