【1】第三者評価機関名 | (有)保健情報サービス | ||
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【2】種別 | 児童養護施設 | 定員 | 45名 |
施設長氏名 | 石亀 政道 | 所在地 | 鳥取県 |
URL | http://inpakukodomo.jp/ | ||
【3】実施調査日 | 2013年06月21日~2013年11月01日 | ||
【4】総評 | ◇特に評価が高い点 施設の運営方針、理念に基づき、子どもへの愛情深い温かみの感じられる養護施設の在り方であった。研鑽・検討がなされ職員の意識も高く、精神的・情緒的な安定を図り、豊かな生活体験を取り入れた内容であった。子どもとして人格を尊重され、発達の基礎となり、その後の人生に向けた準備・フォローであること理解された養育、支援への取り組みが随所に見受けられた。子どもが表出する感情や言動、その背景にあるものを、しっかり受け止め、専門性に基づく深い洞察力をもって子どもを理解しようとされ、子どもの気持ちが引き出しやすい人的・物的環境を職員間の連携・役割等の中で構築されようとしていた。職員のメンタルケアにも気を配られていた。 ◇改善が求められる点 具体的な中長期計画については、職員も参画され地域でのグループホームや小規模グループケアの検討もなされている。より家庭的支援・環境等への充実、拡充や地域支援センター等の併設の検討により、そのまま養護のモデルとして示せるような水準へとつながる期待は大きい。中長期計画の策定により、地域の中で養育の機能を果たす児童養護施設への転換の期待は大きい。現在、養護施設では入所の緊急性、精神的ケア、養護、教育、自立支援など多様に求められる内容に対応している。内容も専門的になり状況は多様化している。その中で、現実的には人的配置基準の厳しさもあり、家庭復帰・進学・就職の自立支援や地域支援等まで十分に対応できない現状がある。地域の社会資源の利用や関係者の協働により充実を図るとともに、養護施設における配置基準の総合的見直しも早急な課題である。 |
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【5】第三者評価結果に 対する施設のコメント |
今回初めて第三者評価を受審しました。事前に職員と話し合ったのは、ここからがスタートだと考えて、ありのままを素直に自己評価してみようという事でした。結果は惨憺たるものでした。しかし、実際に評価者に聞き取りをしていただく中で、自分たちの実践の中には、自らは意識していない部分であっても、実際には取り組みが出来ている部分もあることに気づきました。いい評価が得られたところには自信を持って取り組み、評価の低かった部分については早急に改善に取り掛かりたいと考えています。 |