【4】総評 |
◇特に評価が高い点
平成14年4月に鳥取市より社会福祉法人鳥取福祉会が業務委託を受け、平成18年からは指定管理指名を受け現在に至っておられます。指定管理という事もあり制約もある中、職員の方は法人の理念・基本方針に基づいて日々母親と子どもにとって最善の利益につながる「あたりまえの生活」が送れるを考えながら養育・支援が実施されています。職員チームワークも良く、職員一人が問題を一人で抱え込まないようスーパーバイズやグループバイズを行いながら支援にあたれています。セカンドステップ、グループワーク、CSPなども導入され、施設全体で更なる養育・支援の質の向上と職員の資質の向上を目指しておられます。安心して暮らして頂けるよう、母親と子どもがいつでも職員に話したり相談できる環境を整えられています。また、安全確保のため出入り口等に防犯カメラを設置したり、機械警備も導入され防犯も強化されています。自立支援計画作成も含め、職員がアセスメントや記録が容易にパソコン入力しやすいよう独自のソフトを開発されており、データベース化される事で個人検索や職員間の情報共有、時系列での養育・支援の流れが掴めるようになっています。
◇改善が求められる点
理念・基本方針については、母親と子ども向けの資料と説明についてはやや弱い面もありますので、分かり易い資料や説明の工夫をされると良いと思います。対人関係の構築のためにも、母親だけのイベントや会合も工夫を加えられると良いと思います。 |