社会的養護施設第三者評価結果 検索

鳥取市母子生活支援施設つくし

【1】第三者評価機関名 (有)保健情報サービス
【2】種別 母子生活支援施設 定員 20世帯
施設長氏名 椋田 ひとみ 所在地 鳥取県
URL
【3】実施調査日 2014年08月01日~2015年03月09日
【4】総評 ◇特に評価が高い点
 平成14年4月に鳥取市より社会福祉法人鳥取福祉会が業務委託を受け、平成18年からは指定管理指名を受け現在に至っておられます。指定管理という事もあり制約もある中、職員の方は法人の理念・基本方針に基づいて日々母親と子どもにとって最善の利益につながる「あたりまえの生活」が送れるを考えながら養育・支援が実施されています。職員チームワークも良く、職員一人が問題を一人で抱え込まないようスーパーバイズやグループバイズを行いながら支援にあたれています。セカンドステップ、グループワーク、CSPなども導入され、施設全体で更なる養育・支援の質の向上と職員の資質の向上を目指しておられます。安心して暮らして頂けるよう、母親と子どもがいつでも職員に話したり相談できる環境を整えられています。また、安全確保のため出入り口等に防犯カメラを設置したり、機械警備も導入され防犯も強化されています。自立支援計画作成も含め、職員がアセスメントや記録が容易にパソコン入力しやすいよう独自のソフトを開発されており、データベース化される事で個人検索や職員間の情報共有、時系列での養育・支援の流れが掴めるようになっています。

◇改善が求められる点
 理念・基本方針については、母親と子ども向けの資料と説明についてはやや弱い面もありますので、分かり易い資料や説明の工夫をされると良いと思います。対人関係の構築のためにも、母親だけのイベントや会合も工夫を加えられると良いと思います。
【5】第三者評価結果に
対する施設のコメント
 第三者評価を受審するにあたり、各職種別の自己評価をもとに、施設全体の自己評価を行いました。項目を細かに確認し施設の課題を明確にする事で、取り組むべき方向性を再認識する事ができました。職員個々も新たな目標を設定する機会となりました。
 また、適切な施設運営・利用者の多岐にわたる支援は、当施設のみでの解決は困難であり、各関係機関・法人と共働で行う必要性と重要性を改めて確認しました。
 3年に1回の第三者評価でありますが、今回の指摘事項、利用者支援、取り組みの振り返りをする貴重な機会と捉え、自己評価を行いながら、実績を積み上げていきたいと思います。
 今後も、職員一同、更なる自己研鑽に努めたいと考えます。
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