社会的養護施設第三者評価結果 検索

盛岡市立かつら荘

【1】第三者評価機関名 (社福)岩手県社会福祉協議会
【2】種別 母子生活支援施設 定員 9世帯
施設長氏名 佐々木 節雄 所在地 岩手県
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【3】実施調査日 2014年05月20日~2015年01月27日
【4】総評 ◇特に評価が高い点
○ 自主性の尊重と家族間交流を目的とした各種行事の開催
 利用者が、みんなで一緒に同じものを食べ、家庭的な雰囲気を味わう機会にと「つきいち夕食会」を開催している。実施にあたっては、利用者の常会で希望メニューを聞き、利用者と共に調理を行っている。運営や参加は利用者の自主性を尊重している。
また、利用者の楽しみやコミュニケーションの場として、各種行事・教室として料理・スポーツ・陶芸・音楽・レクダンス・ミシン教室を開催している。
さらに、季節行事として、母の日プレゼント・新年を祝う会・みづきだんご作り・豆まき会・ひな祭り会・進級・進学を祝う会なども開催している。

◇改善が求められる点
○ 施設の理念と基本方針の制定
 法人としての理念は明文化され、法人の内外に周知が図られているが、法人の運営管理施設が幼児から高齢者・障がい支援施設と多岐に及ぶことから、法人の理念からは、当母子生活支援施設の使命や果たすべき役割や方向性が読み取れない。
今後、児童福祉法や社会的養護の基本を踏まえて、施設独自の理念を速やかに定めることが重要であり、基本方針についても、理念を定めた後に、その理念を達成するための役割や機能を具体的に表した基本方針を定めることが必要である。

【5】第三者評価結果に
対する施設のコメント
 一昨年まで職員全員参加による自己評価を行っており、評価項目の状況や課題の把握等について確認をしていたが、評価に対する具体的改善策の検討までは至っていませんでした。今年度は初めての第三者評価の受審となり、各項目の自己評価については着眼点の捉え方に戸惑いなどもあったが、ありのまま率直に自己評価を行い,基準をとりまとめ受審しました。
今回の第三者評価でご指摘のあった、施設理念の作成やそれを達成するための基本方針策定、施設運営にかかる一部手順(マニュアル)等の文書化や見直しについては早期に実施するものとし、早期着手或いは実施が難しい等の評価項目については、今後の課題として検討してまいります。
また、高い評価をいただいた、母と子の考えを尊重した最善の利益に向けた支援については、更に利用者から信頼されるよう努めていきたいと考えています。
この第三者評価を真摯に受け止め、職員の認識や情報共有を深め、よりよい安心安全な施設運営に携わってまいります。
評価員の皆様には大変貴重なご意見をいただき、ありがとうございました。
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