【4】総評 |
◇特に評価が高い点
○ 自主性の尊重と家族間交流を目的とした各種行事の開催
利用者が、みんなで一緒に同じものを食べ、家庭的な雰囲気を味わう機会にと「つきいち夕食会」を開催している。実施にあたっては、利用者の常会で希望メニューを聞き、利用者と共に調理を行っている。運営や参加は利用者の自主性を尊重している。
また、利用者の楽しみやコミュニケーションの場として、各種行事・教室として料理・スポーツ・陶芸・音楽・レクダンス・ミシン教室を開催している。
さらに、季節行事として、母の日プレゼント・新年を祝う会・みづきだんご作り・豆まき会・ひな祭り会・進級・進学を祝う会なども開催している。
◇改善が求められる点
○ 施設の理念と基本方針の制定
法人としての理念は明文化され、法人の内外に周知が図られているが、法人の運営管理施設が幼児から高齢者・障がい支援施設と多岐に及ぶことから、法人の理念からは、当母子生活支援施設の使命や果たすべき役割や方向性が読み取れない。
今後、児童福祉法や社会的養護の基本を踏まえて、施設独自の理念を速やかに定めることが重要であり、基本方針についても、理念を定めた後に、その理念を達成するための役割や機能を具体的に表した基本方針を定めることが必要である。
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