社会的養護施設第三者評価結果 検索

愛信学園

【1】第三者評価機関名 (株)第三者評価
評価調査者研修修了番号 SK15176
S25061
S25062
S16045
HF10-1-0001
【2】種別 児童養護施設 定員 60名
施設長氏名 小原 隆弘 所在地 兵庫県
URL http://kyoseikai.o.oo7.jp/aishin/
開設年月日 1945年12月18日 経営法人・設置主体 社会福祉法人 共生会
職員数 常勤職員 25名 非常勤職員 7名
専門職員 保育士 15名 社会福祉主事 4名
教員免許 9名 社会福祉士 1名
臨床心理士 3名 管理栄養士 1名
施設設備の概要 (ア)居室数 (イ)設備等
(ウ) (エ)
【3】理念・基本方針 【 法人理念 】

愛する心と 信じる心を育て 地域の皆様と共に生きる


自分を愛し、みんなを愛する
思いやりと、感謝する心を育てます

自分の未来を信じ、みんなを信じ
勇気をもって、努力を惜しまない心を育てます

独り立ちに必要な社会性を養うために
開かれた施設として、地域の皆様と共に生き
支え合える関係になれることを願っています
【4】施設の特徴的な取組 【 子どもの権利擁護への取組み 】
 子どもの思いや意見を尊重する基本姿勢のもと、意向をくみ取り把握するための環境を整え、養育・支援内容の改善に向けた取組みを行なっています。
1)意見箱の設置や苦情解決の取組み。(「愛信学園の子どもたちへ」掲示) 
2)毎月の各担当部署での子ども(小学生・中高生)との生活目標を決める話合いの実施。
3)子どもと担当職員の関係性をより深く築いていくため、定期的に担当別の外食を行う中で、個別に子どもから話を聞く機会を設けている。
4)学童は部屋ごとに子どもたちが班長を決めて、子ども主体による子ども会議を行い、週1回各部屋の子どもたちの良いこと、困ったこと、意見や要望を班長から職員に伝えるようにしている。

【 家庭的養護を推進するための取組み 】
将来的な施設整備計画として、本体施設の定員を45名に縮小し、ユニットケアによる少人数(6~7人)の生活単位となる養育形態の小規模化を進めています。
 
【 地域交流と社会貢献 】
地域の社会資源の一つとして、地域の関係機関・団体と連携を図り、積極的な地域行事への参画を行い、協力体制を築いています。
また、法人の地域貢献における役割として、同地域の社福とともに福祉ネットワークを形成する中で地域の課題を探り、協同のもとでニーズに応えています。
【5】第三者評価の受審状況 2017年07月06日(契約日)~ 2018年01月12日(評価結果確定日)
受審回数 1回 前回の受審時期 平成26年度
【6】総評 <特に評価の高かった点>
①班長会、子ども会議を使って主体的に子ども達が生活にかかわれるようにしています。
②性教育について子ども達の年齢に合わせて今年度5回実施されています。専門家の性教育ファシリテーターを招聘し、カリキュラムに基づき指導を行っています。また性の事だけでなく「こころ」についても理解を深められています
③少人数で外食の機会を持ち、その際にいろいろな話を子どもたちとされています。子どもたちからも「担当職員といろいろ話ができて嬉しい」と好評です。食育の取り組みでは、食文化の継承として、梅干しのヘタ取りを一緒に行って梅干し作りの過程を体験したりしています。また、食の衛生管理に関しても、改訂された『大量調理施設衛生管理マニュアル』(平成29年6月16日付け改訂 ノロウイルス対策を強化)を早期に組み入れ、調理従事者の日々の衛生管理の点検もしっかり実施していました。
④地域のスポーツクラブへの参加を積極的に行い、児童の興味関心に応じた地域活動への参加を可能な限り推進しています。 【小学生フットサル大会 準優勝、卓球大会(児童の部・オープンの部で準優勝)、女子バレーボール大会 3位 等々】
⑤仕事の質、経営の質は、施設長・管理者・そこで働く方の人間性が表れると弊社では考えています。器の広い施設長、バランス感覚を持ちPDCAマネジメント能力に長けた管理者がいて、経験も力量もある指導員、保育士、栄養士が居ます。この方々が、本気で真摯に取り組めば良い結果が出るのは当然の事です。3年前より管理レベルが上がった事を2日間に及ぶ訪問(延べ6人日)で確認出来ました。油断せず、この勢いで、改善を重ね、子どものQOL(quality of life 生活の質)をどんどん高める為に、思い・努力・知恵を積み重ねる事を期待致します。
【7】第三者評価結果に対する施設のコメント  2回目となる第三者評価の受審に向けて各担当部署の主任職員が中心となり、職員全体で取組みへの意識を高めていき、前年度の自己評価を基に項目内容の確認と見直し作業を行ってきました。その過程において、職員個々が日々の子どもたちの養育・支援内容について振り返る貴重な機会を得るとともに、現状の課題が明確となり共有化を図っていく中で、改めて養育・支援に向け同じベクトルをもって取組んでいく契機になったように感じます。 今回、指摘を受けた改善が求められる点は今後の施設運営に反映していき、高評価いただいた点は継続して毎年の自己評価につなげ、将来に向けた人材育成と組織体制づくりのもと、職員一人ひとりが日々の業務において法人の理念を具現化し実践できるよう努めてまいりたいと思います。
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