【1】第三者評価機関名 | (社福)三重県社会福祉協議会 |
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評価調査者研修修了番号 | SK18213 7-13 13-05 |
【2】種別 | 児童養護施設 | 定員 | 30名 | |
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施設長氏名 | 岡村 裕 | 所在地 | 三重県 | |
URL | http://tsu-fukushi-dan.or.jp/ | |||
開設年月日 | 1949年06月01日 | 経営法人・設置主体 | 社会福祉法人 津市社会福祉事業団 | |
職員数 | 常勤職員 | 23名 | 非常勤職員 | 0名 |
有資格職員 | 保育士 | 14名 | 児童指導員 | 3名 |
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看護師 | 2名 | 調理師 | 2名 | |
施設設備の概要 | (ア)居室数 | 28室 | (イ)設備等 | 医務室・静養室・親子生活訓練室・心理療法室・相談室・面談室 |
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(ウ) | (エ) | |||
【3】理念・基本方針 | <理念> すべての利用者が人として尊ばれ、地域社会で自分らしく生きることができるよう利用者の立場に立ったサービスを提供します。 また、地域に開かれ、親しまれる施設づくりに努めるとともに、利用者の方々の信頼と安心を大切にします。 <基本方針> 1 一人ひとりの人権を尊重し、利用者の立場に立ったサービスを提供します。 2 利用者との信頼関係を大切にし、豊富な経験と専門能力を生かした室の高いサービスの提供に努めます。 3 利用者が安心して利用できる、安全で親しまれる施設づくりに努めます。 4 津市と連携を図り、地域に根差した施設運営に努めます。 5 法令を遵守し、透明性のある、健全かつ効率的な法人経営を目指します。 6 絶えず職員の資質向上を図り、笑顔を活気のある施設づくりに努めます。 |
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【4】施設の特徴的な取組 | ・平成30年度から新しい施設となり、個室化が実現しました。ユニット制の導入により、家庭的な生活環境を目指した養育・支援に取り組んでいます。また、子どもの不安を取り除き安心して生活できるようにきめ細かな配慮をしています。 ・地域貢献ならびに、地域との共生を念頭に、広く施設(入所児童の現況等)を知っていただくため、県内の民生委員児童委員の視察研修(講義含む)を受け入れています。子どもたちの現況を認識していただくことで、児童虐待抑止及び通告、連帯・連携の必要性を学びとっていただくのが狙いです。 ・昨年度より人事考課制度を取り入れ、できているところと、やれていないところをまず知ること、良いところは一層褒めて伸ばす、弱い部分はまず気付いて克服していくなど、やりがいを見いだせる職場環境を意識的に構築し、職員の質の向上を図っています。 |
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【5】第三者評価の受審状況 | 2019年06月13日(契約日)~ 2020年03月24日(評価結果確定日) | |||
前回の受審時期 | 平成28年度 | |||
【6】総評 | <特に評価の高い点> ○「働きやすい職場づくりに取り組んでいます。」 職員の業務の見直しを行い、人材や人員体制に関する計画的な有給休暇の取得等ワーク・ライフ・バランスに配慮した取り組みを行っています。 ○「子どもの権利を尊重した養育・支援の実施に取り組んでいます。」 倫理綱領の掲示、権利擁護チェックリストを使っての定期的な確認の実施が行われ、子どもの権利を尊重した養育・支援の実施に取り組まれています。 ○「子どもの基本的欲求の充足に取り組んでいます。」 担当職員は、子どもと二人になる時間を設けるなど基本的欲求が充足されるように努めています。職員が一定の裁量権を有し、個々の子どもの状況に応じて柔軟に対応できる体制となっています。 ○「子ども間のトラブルにチームで対応するよう取り組んでいます。」 職員一人でユニット全体の生活援助を担う場面が多くあるため、暴れた子どもの対応に苦慮する時、SOSを出す職員間の協力体制が築かれています。また、必要に応じて、児童相談所、学校、病院、警察等との協力体制が取れています。 ○「家族との信頼関係づくりに取り組んでいます。」 児童相談所と連携を図り、家族との信頼関係作りに努めています。一時外出・外泊後、不適切な関わりがなかったかを、子どもの様子を注意深く観察し、異常がないかを把握するなど、適切な対応を行っています。 <改善が求められる点> ○「事業計画を子どもや保護者等へ周知すること」 子どもたちには、資料を使用しながら職員が説明を行っています。発達に合わせて説明する方法についてさらなる工夫が求められます。保護者への周知に関しては、施設の性質上、困難な面もあるかと思われますが、伝え方を工夫することが求められます。 ○「子どもの満足度の把握をすること」 各ユニットで、暮らしの満足度について聞き取る機会がありますが、子どもの満足度に関するアンケート調査を定期的に行うことを早急に求めます。 ○「子どもの権利擁護について文章化をすること」 権利侵害の防止と早期発見の研修(CAP研修)や人権擁護チェックリストを活用するなどの具体的な取組みが実施されています。児童相談所から配布された権利ノートを活用していますが、施設独自の権利擁護について伝えるためのマニュアル作成や仕組みを整備することが望まれます。 |
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【7】第三者評価結果に対する施設のコメント | 評価された点については、甘んじる事なく、今後も継続して実施し、更に向上できるように、全職員に周知していきたいと思います。 また、改善点については、「良い気づき」を得たと捉え、改善するポイントを「見える化」して、全職員に周知しできるところから具体的に取組みたいと思います。 今回はありがとうございました。 |