社会的養護施設第三者評価結果 検索

岩倉学園

【1】第三者評価機関名 セリオコーポレーション(有)
【2】種別 児童養護施設 定員 30名
施設長氏名 鈴木 靖之 所在地 静岡県
URL http://www.seishinkai.info/iwakura.html
【3】実施調査日 2013年09月09日~2014年03月23日
【4】総評 ◇特に評価が高い点
・発達や知的面で課題を抱えた子どもや被虐待児、集団生活に馴染みにくい子どもの入所が増えたという現状の中、職員は、子どもへの深い愛情をもとに子どもに寄り添い、自らより高い要求水準を掲げ、前向きに真摯に子どもの養育・支援に努力していく積極的な姿勢がうかがわれた。
・豊かな自然環境のもと、広大な敷地内に、同法人立の介護施設、障害者施設と隣接して設立されており、その環境を活かし高齢者等多くの人との交流を大切にした養育・支援が実施されている。また、より家庭的な養育の実施のため、少人数ユニット(コテージ)担当制をとっている。さらに、平成27年度を目途に、小規模児童養護施設の開設に向けて具体的な取り組みが進んでいる。
・市街地から離れた立地条件の下で、地域との交流の場の設定や地域行事への積極的な参加を通して、子どもたちの社会性を育むことに努めている。
・施設に本年度併設された児童家庭支援センターと連携して、地域の子育て支援への取り組みが積極的に始められ、今後の取り組みについての意欲が感じられた。

◇改善が求められる点
・施設が実施している各種の業務に関する記録・マニュアルの整備が進められ、主な記録やマニュアルは作成されているが、内容の点でさらに整備が必要なものや定期的な見直しが必要なものが見られた。
・課題を抱え養育・支援に困難さが感じられる入所児童が増える中、今まで以上に適切な個別支援が必要である。この点については、中期計画に挙げられているが、個別支援体制の整備に向けて、今後の具体的な取り組みが求められる。
・施設運営や養育・支援の内容の改善・向上に向けて「改善計画策定、その計画に沿った実施・実行、その計画通りに進んでいるかの点検・評価、改善」を繰り返すことにより前に進んでいくPDCAサイクルをより意識した継続的な取り組みが期
待される。
【5】第三者評価結果に
対する施設のコメント
第三者の立場から丁寧に評価をして頂き感謝しております。利用者の立場に立って支援していくことについて改めて具体的に考え直す貴重な機会となりました。マニュアルの運用、養育支援計画について今後はPDCAサイクルを充実活性化させていくことにより、地域に根付き、地域において一層信頼される施設運営に全職員一丸となり務めて参ります。
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