【1】第三者評価機関名 | セリオコーポレーション(有) |
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評価調査者研修修了番号 | SK15100 SK16016 |
【2】種別 | 乳児院 | 定員 | 20名 | |
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施設長氏名 | 古屋 光晴 | 所在地 | 静岡県 | |
URL | http://www.netinsz.ne.jp/~nyujiin/ | |||
開設年月日 | 1967年08月01日 | 経営法人・設置主体 | 社会福祉法人エミリー | |
職員数 | 常勤職員 | 30名 | 非常勤職員 | 6名 |
専門職員 | 看護師 | 4名 | 家庭支援専門相談員 | 1名 |
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心理療法担当職員 | 1名 | 栄養士 | 2名 | |
保育士 | 19名 | 個別対応職員 | 1名 |
施設設備の概要 | (ア)居室数 | 2室 | (イ)設備等 | 事務室、診察室、調乳室、新生児室、多目的室、厨房、洗濯室、面会室、会議室プレイルーム、多目的室、親子訓練室、スタッフルーム、電話相談室ほか |
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(ウ) | (エ) | |||
【3】理念・基本方針 | <理念> 社会福祉事業の主たる担い手としてふさわしい事業を確実、効果的かつ適正に行うため、自主的にその経営基盤の強化を図るとともに、その提供する福祉サービスの質の向上並びに事業経営の透明性の確保を図り、もって地域福祉の推進に努める。 <基本方針> 1.健全かつ安定的に継続できる経営基盤を確立する。 2.利用者の最善の利益を目指した福祉サービスの質の向上及び環境の整備に努める。 3.「福祉をつくるのは人である」という認識に基づき、人格・知識技能ともに優れ、業務に積極的に取り組む有能な職員を育成する。 4.地域との連携をはじめとした法人の公益的な役割の遂行を推進する。 |
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【4】施設の特徴的な取組 | ・前年度までの取り組みについての見直しをして、28年度は、縦割りの2グループではなく、入所に際しての円滑な受入れ機能を有した「乳児、病児及び新入所児」のグループと「幼児」のグループでの養育を行う。前者には、より多くの看護師を配置し、その専門性を活かした養育を進めることにより、新生児及び病児の養育に的確に対応する。また、この体制を基本とし、養育の人材を確保した場合には小規模グループケアへの展開を図っていく。 ・「チルドレンファースト」を理念とし日常の業務を遂行するとともに、課題を解決するために優先順位の高いものから職員全体で計画的に取り組んでいく。将来を担う人材育成のため、計画的な職員研修を展開していく。 ・静岡市子育て短期支援事業、育児電話相談事業、防災訓練、ボランティア・保育実習の受け入れ等実施している。 ・今回の第三者評価においては、管理者のリーダーシップにより、職員全員が意欲的に自己評価を行った。事業所全体で、福祉サービスの質の向上に取り組む姿勢が見られ、福祉サービス第三者評価を理解して自分たちのありのままの状態から質の向上への取り組み方が、理解し、実践まで行われるようになった。事故報告や活動報告書など、運営の透明化に努めている。 |
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【5】第三者評価の受審状況 | 2016年08月02日(契約日)~ 2016年12月12日(評価結果確定日) | |||
受審回数 | 1回 | 前回の受審時期 | 平成25年度 | |
【6】総評 | ◇特に評価の高い点 ・管理者を始めとして職員全員が意欲的に自己評価を行い、その中から浮かび上がった課題に対して計画的に改善を図っており、事業所全体で福祉サービスの質の向上に取り組む姿勢が見られている。 ・施設全体に子どもが安心して暮らせる、温かで落ち着いた家庭的雰囲気があり、子どもの発達や気持ちに寄り沿いながら、一人ひとりにあった日々の生活リズムとなるよう配慮されている。 ・電話による育児相談や、児童館を利用する地域の親子を対象にしたベビーマッサージを実施しており、乳児院が有する機能を地域に還元する取り組みを積極的に推進している。 ◇改善を求められる点 ・被措置児童等虐待防止への対応をより確実なものにするため、日常的な話し合いの場や会議等で体罰等の禁止を徹底する等の具体的な取り組みを行う必要がある。 ・家族との信頼関係づくりや、親子関係の再構築のための家族支援の在り方を検討して、家族への支援内容を充実させる必要がある。 ・新たなケアー方法(ユニットケアーや小規模グループケアー)の本格的実施に向けて問題点を整理し、環境の整備を図る必要がある。 ・一人ひとりの発達や体調に考慮した食事の提供を目指して、職員が連携して取り組む体制を整備する必要がある。 |
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【7】第三者評価結果に対する施設のコメント | ・義務化されて以来、2回目の受審でした。同じ視点での経年変化を見たかったために、前回と同じ評価機関に委託しました。 ・前回受審後における職員の取組みがあり、3年前に比べ大きな改善がみられるとしておおむね好評価を得たものの、前回と同様の指摘を受けた項目も何点かありました。これらについては、最優先で解決すべきものと位置づけ、実効性のある改善策を立てたいと考えています。 ・今回の評価結果から出た課題に対して、現状を分析し、解決策の立案、実行そしてその結果の評価を行い、組織力の向上やサービスの質(養育)の向上につなげていきたいと考えています。 ・養育の理念である「チルドレンファースト」を実行し、家庭的養育を推進します。そして、安心して子どもを任せてもらえる組織になるよう努めていきたいと思います。 |