【1】第三者評価機関名 | (株)中部評価センター |
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評価調査者研修修了番号 | SK18127 28地福第1744-17号 |
【2】種別 | 児童養護施設 | 定員 | 75名 | |
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施設長氏名 | 種田 賢二 | 所在地 | 静岡県 | |
URL | ||||
開設年月日 | 1946年11月20日 | 経営法人・設置主体 | 社会福祉法人 芙蓉会 | |
職員数 | 常勤職員 | 36名 | 非常勤職員 | 2名 |
有資格職員 | 福祉施設士 | 1名 | 社会福祉士 | 2名 |
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保育士 | 20名 | 児童指導員 | 5名 | |
公認心理師 | 1名 | 栄養士 | 1名 |
施設設備の概要 | (ア)居室数 | 24室 | (イ)設備等 | 居室・リビング・トイレ・浴室・キッチン |
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(ウ) | 医務室・保母室・集会室・学習室 | (エ) | ||
【3】理念・基本方針 | ★理念 ・法人理念 自分を愛するように隣人を愛しなさい ・施設理念 キリスト教の教えを基本に、児童至上の信念に基づき人格の完成を目指し、人を愛する心を育て、教養ある社会の一員として自立するよう援助する。 ★基本方針 養育方針 ①子どもと生活を共にし、喜びを分かち合います。 ②子どもに寄り添い、問題や課題を共有します。 ③愛着・信頼関係を築き、「自立」と「自律」を支援します。 ④自己肯定感を高める関わりを大切にします。 |
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【4】施設の特徴的な取組 | 「ひまわり園」の前身である「富士育児院」の創立は明治36年です。当時から家族的な関わりの中で子どもたちを養育しており、平成7年まで職員は住み込み制で子どもたちの生活を支えてきました。以前は小舎と中舎で子どもたちは生活していましたが、住み込み職員の確保の困難さと建物の老朽化により、平成7年に園舎を改築し、平成8年より現在の建物での生活が始まりました。ひまわり園には幼児寮がありません。幼児から高校生までの縦割りユニットで子どもたちは生活しており、各ユニット3名の保育士配置を基本としています。その他2ユニットに1名の統括職員を配置し、ケアワーク中心の職員と家庭支援等対外的な対応を主とする統括職員と役割分担しています。子どもたちは入所から退所まで同じ場所で同じ人と生活できるようにすることを基本としています。また、ユニット担当の保育士の基本勤務は断続勤務で、1日の「おはよう」から「おやすみ」まで同じ顔がそこにあることを大切にしています。これは法人が乳児院を運営していることで、以前は8割の子どもたちが乳児院からの措置変更であるという特徴と入所期間が長いことが背景にあったためでもあります。平成13年からは地域小規模児童養護施設を開設し、より地域とのつながりの中での児童養育も行っています。また、入所児童で構成したボーイスカウト活動やサッカー少年団の活動を行っており、地域で最も古い歴史を持ちます。地域への施設開放では毎年行われる町内の天王祭の会場としてひまわり園のグラウンドを提供したり、地域のサッカー少年団の会議室として学習室を利用していただいています。昨年度より法人の公益的事業として地域の高齢者の買物送迎を実施しており、ひまわり園からも職員を派遣しています。 | |||
【5】第三者評価の受審状況 | 2019年05月27日(契約日)~ 2020年02月07日(評価結果確定日) | |||
前回の受審時期 | 平成28年度 | |||
【6】総評 | ◇特に評価の高い点 ◆地域における存在価値のアピール 地域との交流において非常に積極的に関わっている。施設の開放や高齢者対象の買い物プロジェクト、病院への送迎など、施設の存在を地域に浸透させていく効果的な活動である。児童養護施設という事業の性格上、対外的な活動に制約はあるが、地域貢献活動を通して存在価値を地域に示している。 ◆施設長のリーダーシップ 施設長は法令や経営管理への理解を深める意識が強く、自己研鑽に努めている。立場を踏まえた上で職員への配慮も忘れないその意識が職員との信頼関係に繋がっている。 ◆退所後を見据えた支援 学校を卒業後も引き続き措置延長し、就労の様子を見守り必要に応じた支援を展開しており、施設が持ちうる機能を最大限活用して支援が行われている。退所後の生活が少しでも安定するようにとアルバイトを奨励し、地域の商工会とも連携した就労支援が行われている。 ◇改善を要する点 ◆職員意識の方向づけ 施設として「中・長期計画」と「期待する職員像」が明確に示されていない。目標設定を含め抽象的な部分が多く、職員は日々の業務に追われるのみで目標に対する意識付けが難しい状況にある。施設の目的(子どもの最善の利益)を果すために、あるいは自らの資質向上のために、職員の行動の方向性を定めるための明確な目標や到達点を示すことが求められる。 ◆一つの理念の下に ユニットごとに支援に対する姿勢が異なり、互いに介入しづらいという職員の声があった。施設の理念を共有すること、標準的な実施方法をマニュアル化し、施設としての一つの姿勢を確立して頂きたい。それを職員教育にて職員一人ひとりに落とし込み、施設の理念を理解した職員集団の確立を図られたい。 |
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【7】第三者評価結果に対する施設のコメント | 改善を要する点については、施設長の姿勢や意志を明確に示し、また園内研修、人材育成のあり方を見直していくことが必要だと考えます。 更なる自己研鑽に努めます。 |