社会的養護施設第三者評価結果 検索

聖心養護園

【1】第三者評価機関名 セリオコーポレーション(有)
評価調査者研修修了番号 S15123
H28-c001
SK15100


【2】種別 児童養護施設 定員 14名
施設長氏名 吉川 誠子 所在地 静岡県
URL http://palangel.jp/r2/us/seishin/_my_page.php?no=13&r2_=odn9eva2eu175t4f89o70bljd0
開設年月日 1954年11月01日 経営法人・設置主体 社会福祉法人聖心会
職員数 常勤職員 8名 非常勤職員 1名
専門職員 保育士 3名 嘱託医 1名
心理士 1名
施設設備の概要 (ア)居室数 (イ)設備等
(ウ) (エ)
【3】理念・基本方針 「楽育愛群」のスローガンのもとに心身ともに穏やかな子を育むを養育理念とし、行動・真剣・挑戦を行動指針とする。
【4】施設の特徴的な取組 子どもの居室は全室個室対応となっており、プライベート空間を確保している。交換ノートで子どもと職員の双方向で意思疎通を図っており、子どもが意見を述べやすい工夫をしている。子どもの要望、意見、悩みは随時汲み上げており、把握した意見等はその真意を必ず確認してから具体的に対応している。
【5】第三者評価の受審状況 2017年05月25日(契約日)~ 2018年04月01日(評価結果確定日)
受審回数 1回 前回の受審時期 平成26年度
【6】総評 ■同一法人が運営する保育園に隣接し、現在12名の子どもが暮らす児童養護施設である。小規模施設の利で、子どもの居室は個室対応であり、一人ひとりがプライベート空間を確保して落ち着いた生活ができる環境にある。また独自の工夫による「交換ノート」で子どもと職員が日常的に互いの思いを伝え合い、意思疎通が図られている。この取り組みは、全職員で内容を共有することで子どもの意見・要望・悩みなどを汲み取り、子どもの最善の利益に適う、きめ細かい支援につながっている。

■建物の老朽化の影響はあるものの、構造物や設備の不具合は小まめに手を入れて、工夫をしながら問題が起きないよう配慮している。

■子どもの将来を見据えて学習や進学・進路支援等リービングケアや退所後のアフターケア等は、施設長はじめ幹部職員や心理担当職員、家庭支援専門相談員等が核となり、必要な関係機関との連携を図り実施している。

■いずれの養育・支援についても、具体的な援助・サポート等を実施するうえで、職員の経験を最大限に活用して実行に移されているが、どの職員が対応しても一定水準の支援を担保するための、標準的な実施方法(養育・支援のうち標準化できる実施方法の文書化、ルールや仕組みの明確化)の確立に課題が残されている。国が示す児童養護施設運営指針(第三者評価基準と同内容)に基づいて、子どもや保護者に施設の目指す方向性などが説明され、子どもや保護者が意見等を述べやすい環境が整備されているか。中長期の事業計画に基づいて単年度の事業計画が策定され、計画に基づく養育・支援の実施内容を、PDCAサイクルに基づいて評価見直しを行い、運営に関するマネジメントが実施できているか。等々の体制の整備が求められている。
【7】第三者評価結果に対する施設のコメント 理念や日頃の取り組みを具体的に明文化できていなかった。評価のためではなく、入所児童のより良い生活と施設で働く職員の環境改善を目的とした指針を明確にし、公益性のある事業を実践したい。
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