【1】第三者評価機関名 | (社福)静岡県社会福祉協議会 |
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評価調査者研修修了番号 | S15040 SK15101 |
【2】種別 | 母子生活支援施設 | 定員 | 30世帯 | |
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施設長氏名 | 宮本 登 | 所在地 | 静岡県 | |
URL | http://www4.tokai.or.jp/shizuhukuji/ | |||
開設年月日 | 1952年08月01日 | 経営法人・設置主体 | 社会福祉法人 静岡福祉事業協会 | |
職員数 | 常勤職員 | 10名 | 非常勤職員 | 8名 |
専門職員 | 母子支援員 | 5名 | 少年指導員 | 4名 |
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心理カウンセラー | 2名 | 学習指導員 | 2名 | |
施設設備の概要 | (ア)居室数 | 2K(27室)、1K(3室)(台所、浴室、洗面所、トイレ、ベランダ、冷暖房) | (イ)設備等 | 学習・図書・大会議室、小会議室、保育室等の他、自立訓練棟が隣接 |
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(ウ) | (エ) | |||
【3】理念・基本方針 | ◆基本理念 (1)同胞助け合い (2)母と子の権利と尊厳を養護 (3)安心・安全な環境の提供 (4)法令・コンプライアンスの遵守 (5)風通しの良い施設運営 ◆基本方針 利用者と職員との信頼関係を基に安全安心を保障し、母親の生活支援に重点を置き、一人一人の母親と、個別の支援・面接を実施するとともに、福祉事務所等、関係機関との連携により、自立支援計画に基づき自立支援を行う。 (1)母と子の権利擁護、母親と子供の尊重と最善の利益の保障 (2)DV・虐待被害からの回復支援 (3)子どもの発達支援、健やかな子どもの育ちの保障 |
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【4】施設の特徴的な取組 | (1)関係諸機関と連携を密にすることで、定員確保の努力をされています。 (2)様々な形で利用者との交流の場を設けている。特に学習室を整備し、職員を配置している。 (3)手作り地域マップを作成し、利用者に配布し、地域情報を提供している。 |
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【5】第三者評価の受審状況 | 2016年07月26日(契約日)~ 2016年12月26日(評価結果確定日) | |||
受審回数 | 1回 | 前回の受審時期 | 平成25年度 | |
【6】総評 | 【特に評価が高い点】 ・定員に満たない母子生活支援施設が多い中、関係諸機関と連携を密にすることで、定員確保の努力をされています。特に配慮すべきことの多い母子入所のケースが増えてきたが、「基本的に入所を断らない。例え難しいケースであっても、そういう方を受け入れるのが、私たちの仕事」と断言する施設長の姿勢は評価できます。 ・部門を横断した関係職で協議し適切なアセスメントがなされ、自立支援計画が策定されています。母親と子どもに関する支援の実施状況の記録が適切に行われ、職員間で共有化さています。 ・職員は母子の尊厳を尊重した支援をしており、日常生活において、利用者は自由に生活しています。 ・健やかな子どもの育ちを保障するため、子どもの発達に合わせた養育支援を行い、放課後子どもが自由に遊べたり、子どもの自立に必要な力を身につけるために学習室、自立訓練棟があり、学習習慣が身につきやすいような環境を整備する他、学習ボランティア等の協力も得て、個別支援を行っています。 【改善が求められる点】 ・理念・基本方針は、ホームページに記載がなく、玄関等に目立つような形の掲示もない。 ・中・長期計画は、経営改善・支援の内容・組織体制や設備の整理・職員体制・人材育成等の具体的な課題の記載が求められます。 ・職員の就業状況や意向を把握し、働きやすい職場の仕組みの構築が求められます。 ・母子支援に関して、退寮するときのマニュアルや就労支援フローチャートの整備が求められます。 |
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【7】第三者評価結果に対する施設のコメント | 当施設としては、今回2回目の第三者評価を受審しましたが、文字通り施設運営から日々の利用者への支援の実際にいたるまで、外部の評価者の方々より公平中立な立場での的確なアドバイスをいただけたことは、大変有意義かつ得るもが多いものとなりました。 前回受審結果の反省をふまえ職員全員で利用者の権利と尊厳を擁護、安心安全の保障を目標に支援に取り組み、第三者評価に臨みましたが、日々の支援の再評価や改善点、施設運営における未整備な部分を客観的にご指摘いただいたことは私たち自身の多くの「気づき」につながりました。 今後とも、今回の評価結果を活かし、「PDCA」サイクルをもとに更に利用者の皆さんが千代田寮に来て本当に良かったと言われるような施設づくりに努力していきます。 |