【1】第三者評価機関名 | (特非)秋田県福祉施設士会 |
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評価調査者研修修了番号 | SK2021034 SK2021035 SK2021036 |
【2】種別 | 児童養護施設 | 定員 | 45名(現員34名) | |
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施設長氏名 | 後藤 辰也 | 所在地 | 青森県 | |
URL | http://shichibi.com | |||
開設年月日 | 1950年09月07日 | 経営法人・設置主体 | 社会福祉法人七戸美光園 | |
職員数 | 常勤職員 | 37名 | 非常勤職員 | 3名 |
有資格職員 | 保育士 | 25名 | 栄養士 | 1名 |
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心理士 | 1名 | 調理師 | 3名 | |
施設設備の概要 | (ア)居室数 | 5つのグループケア、地域小規模(6人) | (イ)設備等 | 防犯カメラ設置、不審者対策防御設備(3種類あり) |
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(ウ) | 親子による面接電話。コロナ対策用トレーラーハウス等改造の2棟。 | (エ) | 芝生のある広々とした運動場。 | |
【3】理念・基本方針 | (1)理念: *子どもたちが、将来社会人となって自立の生活ができ、幸福に生きることができるように子どもたちを保護し、且つ最善の利益の為に、その発達成長の援助を行う。 *職員の行動規範:「理念に対する十の心得」あり。 (2)基本方針: *CSC(園独自方法)支援プログラムを主軸とした方法論を用い、職員の資質向上に努めるとともに、子ども達の社会スキルが向上するような支援に努めます。 *家庭に代わる場として安全で安心な場を提供します。 *子どもと保護者の双方への支援に努めます。 *子どもの権利擁護のため、生活向上委員会(苦情解決)の設置、第三者評価の受審など行います。 |
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【4】施設の特徴的な取組 | 当園独自の福祉サービスが特徴で、CSC(Care Skill for Careworkers)を中心とし、子供と職員の「かかわり方スキル」が年々グレードアップしているということ。CSCとは、ICB(Integurated Care skill of Bikouen)と、SS(Second Step)からなり、ICB概要は3つのプログラム(威圧的行動を用いない関わり方、社会スキルの習得、子ども・職員共に気づくためのスキルプログラムの3つ。)を中心とし、その目標(適切な行動、心のつながりを健全に保つ、職員の養育モデルをQCP(笑顔・声のトーン・こどもとの距離感など6つの職員の対人関係スキルの構成要素)に保つ。)を設定。併せてSSの概要は、対人関係を構築するスキルプログラムからなり、職員目標(子どもを加害者にしない)と、子どもの目標(暴力以外の解決方法を知る、円滑な対人関係の構築)があります。これらのことを、着実に実践しており、スーパーパイザー(3人)の下で、職員に対しロールプレイによって研修をし、組織的に子どもへの日々の実践を通したPDCAサイクルの利用が特徴になっています。 | |||
【5】第三者評価の受審状況 | 2022年07月12日(契約日)~ 2022年10月13日(評価結果確定日) | |||
前回の受審時期 | 令和元年度 | |||
【6】総評 | ・当評価機関の連続受審は4回目。この受審の流れからいえることは、「子どもが安心・安全を抱きながら自立の過程を、子ども自身からよく見えるようになってきた」ということでしょうか。「子どもへのアンケート」では、平成28年度、令和元年度、令和4年度の質問回答(10問)への「はい」を比較すると、各年代ごとに、65%(27人/42人)・71%(20/28)・85%(24人/28人)とポイントがアップしています。職員の姿勢がはっきりと子どもの側から理解されてきています。今回は「いいえ」(1人/28人)、「どちらともいえない」(3/28)の平均が15%になり「関わり目標」が更に明確化されてきています。定着されてきていますので、今後とも組織的に課題を見つけ、さらなるサービス向上につなげるよう、期待しています。 ・地域小規模施設が今年の4月にスタートしています。虐待経験者が68%に及んでいますので園独自システムの方法で乗り切っていけるよう、学校や地域住民とともに育っていくように願っております。 ・今後取り組んでいく期待としては、「地域側」から見て、「施設の存在する位置づけ(CSCの地域開放の展開)」を追求しながら、更なる職員集団の「幸せになる生きがい」、「あそこに美光園があってよかったネ」と印象付けるような「地域貢献」などを通して、地域の活性化に向けて頑張っていけるよう期待しています。 |
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【7】第三者評価結果に対する施設のコメント | 今回で4回目の受審になりましたが、子どものアンケートからみえてくる満足度が回を追うごとに上がっているという事は、現在園で取り組んでいる養育プログラムの「かかわり」が職員一人ひとりの意識に落し込まれているものと評価し、その中で子どもとの関係性が少しずつ構築されてきたものと素直に受け止めたいと思います。 言わずもがな私たちは、子どもたちが安心・安全に、そして安定した生活が出来るよう常に研鑽を重ね資質の向上に努めなければなりません。 受審を重ねる度に課題がみえてきますが、その都度アドバイスをいただきながら目標に向け取組んでおります。しかしながら、そのすべてが改善に至っているわけではなく現在も進行形のものが多々あります。 今後も情勢に合わせながら、求められる施設をめざし歩みを止めることなく精進してまいります。 |