社会的養護施設第三者評価結果 検索

さくらこども学園

【1】第三者評価機関名 (株)第三者評価
【2】種別 児童養護施設 定員 42名
施設長氏名 川村 宏司 所在地 兵庫県
URL http://www.sakuradani-fukushikai.com/
【3】実施調査日 2012年10月01日~2013年02月27日
【4】総評 【 特に評価が高い点 】 そんな簡単に、成果なんて出やしないだろうがと思いつつ、自己評価の”後押し”を始めた。3カ月程押し続けた頃だろうか、成果を感じ始めた。その要因は、(1)法人に仕組みの下地が備わっていた(2)施設長にリーダーシップとPDCAマネジメントを実践する力量があった(3)現場にHOTな心を持った人財が居た(4)みんなが”やってやろうじゃないか”と思って取組んだ。等々かと思います。 下記の3点は、特に評価の高い点です。 
①義務化元年の平成24年4月より準備を開始し、計画的・組織的・客観的に基準を読み、改善を行い、第三者評価の受審を行うパイオニア精神は、敬意に値する
②確実に起こる南海トラフ等の大規模災害に備え、備蓄(水、食料等)の準備開始、避難ビルの確保等を進めている点
③良い意味で子どもたちにできることの限界を職員が理解しており、将来、子どもたちが自立できるように下地作りをしています。既成の施設の概念にとらわれず、専門職としての客観的な視点で取り組みをされています。
さあ~、これからだ !! 「自己評価」、「第三者評価」を終え、区切りはつきました。効果はあったと確信していますが、改善の成果の”真の受け取り手”は、子ども達です。昨年より『良くなった』と実感してもらえなければ、我々評価機関の存在意義はありません。引き続き、継続的改善を、お願い致します。 
◇ 改善が求められる点
① 基準 4-(5)-2 ⑤ 苦情を申し出た子どもや保護者等に配慮した上で、解決結果の公表が行われていません 
② 基準 8-(4)-3 外部監査が実施されていません (25年5月予定)
◎ ご検討願いたい点 (基準外)  98項目の基準には詳細に書かれていない内容ですが、リスクがあると感じた部分は、『子ども・保護者の記録』を紙媒体による管理から、電子媒体による管理に移行されようとしています。既に、施設外への「電子媒体の持ち出し禁止」は実施されていますが、①ウイルス対策ソフトの導入、②重要なデータのバックアップ、③サーバーの転倒防止処置 等も重要かと思われますので、ご検討願えましたら幸いです。 
【5】第三者評価結果に
対する施設のコメント
この度、全員参加で注力した結果、無事評価を受審することができました。学んだ成果は、施設運営の質の向上につながると思われますが、真の成果は、これからであり、新たなスタート地点に立ったような気もします。ご指摘いただいた点、気づきがあった点等を継続的に改善し、子ども達にとって ”安全で安心できる、あたたかい生活” となるよう、職員一同、桜谷福祉会グループの総力をあげて尽力致します。
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