【1】第三者評価機関名 | (社福)宮城県社会福祉協議会 |
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評価調査者研修修了番号 | SK2021030 №6 SK2021031 |
【2】種別 | 児童養護施設 | 定員 | 70名 | |
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施設長氏名 | 菅原 竜喜 | 所在地 | 宮城県 | |
URL | http://asahigaoka-gakuen.or.jp/ | |||
開設年月日 | 1952年05月23日 | 経営法人・設置主体 | 社会福祉法人旭が丘学園 | |
職員数 | 常勤職員 | 33名 | 非常勤職員 | 1名 |
有資格職員 | 保育士 | 9名 | 幼稚園教諭 | 6名 |
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児童指導員 | 9名 | 看護師 | 2名 | |
栄養士 | 1名 | 臨床心理士 | 1名 |
施設設備の概要 | (ア)居室数 | 居室数は11部屋の他、自立を控えた児童への個室6部屋 | (イ)設備等 | 児童用図書室兼学習室 |
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(ウ) | 地域交流スペース | (エ) | ||
【3】理念・基本方針 | 児童養護施設経営・運営法人として、児童が将来に向けて豊かで逞しく人生が過ごせる様、且つ社会の一員として自分を成長させる貢献していく事を願い、「子育て」は育てる者の心の反映として、日々健全な生活を共に創ります。 【基本方針】 ・ 夢と希望を持って楽しい生活 ・ 健康で明るい素直な子ども ・ 学校生活及び、社会生活への適応と意欲的参加 |
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【4】施設の特徴的な取組 | シルクスクリーン印刷技法を駆使した「手作りカレンダー」を制作・配布し、地域の支援者等に感謝を示す取組を40年以上継続して行っています。 「児童家庭支援センター」を設置し、園の多機能化・高機能化を図り、地域の子育てを支援しています。また、家庭的養護に沿った取組を行っており、地域小規模児童養護施設「別家点睛」を園の近くに設置・運営し、施設を小規模化・地域分散化することで、地域社会の中で近隣住民との関係をつくりながら、家庭的な生活を営んでいます。 |
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【5】第三者評価の受審状況 | 2022年06月09日(契約日)~ 2023年03月01日(評価結果確定日) | |||
前回の受審時期 | 令和元年度 | |||
【6】総評 | <特に評価B32:E58の高い点> ◇施設長の指導力とリーダーシップについて 施設長は、日頃より職員に対して「子どもの意見を尊重し、子どもの最善の利益を考える」ことを伝え、自らも積極的に現場に足を運び子どもと接する機会をつくるなどして養育・支援の向上に向けて指導力を発揮しています。また、職員は財産であるという考えをもち、職員が問題を一人で抱えこみ、バーンアウトしないよう職員間のコミュニケーションや連携を大切にし、情報共有と業務の効率化のために一人1台のパソコン導入をするなど働き方に対する改善に向けても積極的に取り組んでいます。 ◇小規模化・地域分散化に積極的に取り組んでいます。 施設では、小規模化・地域分散化に積極的に取り組んでいます。施設内では別棟の倉庫を改築し、食事・入浴などを独立させた小グループでの生活を行っています。また、地域には小規模児童養護施設を1か所運営していますが、さらに次年度初めには2棟目の小規模施設を開設予定にしており、現在建築中です。併せて、小規模化・地域分散化を進めることで、本体施設の小グループ化も検討しています。 ◇心理的ケアが必要な子どもに対して施設全体で心理的な支援が行われています。 施設では、心理療法担当職員を配置して専用の部屋を確保しています。心理療法担当職員は、主に日常生活場面の中で子どもと関わり心理的ケアに努めています。また、自立支援計画を策定するにあたっては担当職員に助言をしたり、他職種職員の依頼を受けて子どもの個別面接を実施するなど、職員間の連携のもと、施設全体で心理的支援が行われています。今後、さらに保護者への心理的支援など、心理職としての専門性を発揮して行くことを期待しています。 <改善を求められる点> ◇目標管理制度を取り入れた職員育成の仕組みを構築することを期待します。 施設では、研修受講による職員育成には取り組んでいますが、職員が具体的な目標を持ち達成や評価をして育成する仕組みはありません。養育・支援の質の向上や必要な能力の向上、業務に対する明確な目標を持たせ効果的な育成を行うためにも、職員一人ひとりが目標を定め、その進捗状況や達成度を評価・確認するシステムを施設として作り、職員の育成について取り組むための目標管理制度の仕組みを構築することを期待します。 ◇性教育についての正しい知識に関する積極的な取組を期待します。 施設では、コロナ禍により3年間、子どもが性に関する正しい知識を得る機会を設けていません。また、日常生活の中で職員が子どもに性について話をしていますが、子どもの能力や理解度に差があり、なかなか難しいと考えています。性教育はいのちの教育の一環であることからも、今後、積極的な取組を期待します。 |
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【7】第三者評価結果に対する施設のコメント | 特記なし。 |