社会的養護施設第三者評価結果 検索

こばと学園

【1】第三者評価機関名 (社福)和歌山県社会福祉協議会
評価調査者研修修了番号 SK18151
B24146



【2】種別 児童養護施設 定員 45名
施設長氏名 山本 真紀 所在地 和歌山県
URL http://kobatogakuen.wp.xdomain.jp/
開設年月日 1954年04月01日 経営法人・設置主体 社会福祉法人和歌山県社会施設事業会
職員数 常勤職員 26名 非常勤職員 16名
有資格職員 臨床心理士 2名 看護師 1名
栄養士 1名 社会福祉士 2名
保育士 16名 教員 3名
施設設備の概要 (ア)居室数 24室 45名 (1部屋)16.56㎡ (イ)設備等 小規模グループケア棟 2棟(あすなろ・クローバー)
(ウ) (ひまわりの家)実習生宿泊、自活訓練等、多目的ホーム          (すみれの家)アフターケア事業部「すずらん」事業所           里親支援機関B型 「つむぎ」 事業所 (エ) 防犯カメラ、防犯システム
【3】理念・基本方針 【理念】
子どもを権利の主体と位置づけ、常に子どもの最善の利益に配慮した援助を行う

【基本方針】
〇家庭的養護に心がける
〇社会的自立を目標とする
【4】施設の特徴的な取組 1.自然豊かな環境の中で男子、女子棟の本体施設に加え小規模グループケア2棟を併設し、子ども達がより家庭に近い環境で元気に生活している。また、アフターケア事業部すずらんの開設や里親支援機関B型つむぎを併設するなど、退園者の自立支援の拡充等きめ細かな養育・支援を図るため積極的に取組み姿勢が見られる。
2.地域及び退園者との繋がりが強い。夜店舞台の設営、洗濯ボランティア、駆けつけクラブ等多くの地域の方が施設を理解し、子どもたちの育ちを支えてくれており、子どもたちにとっては、この地域が故郷になるよう地域交流が活発に行われている。
【5】第三者評価の受審状況 2021年05月11日(契約日)~ 2021年12月15日(評価結果確定日)
前回の受審時期 平成30年度 
【6】総評 ◇特に評価が高い点
①小規模グループケアの実施:2ユニットに加えて新たに1ユニットの開設に向けた取組と、更に中・長期的に小規模グループケア4ユニット化・地域小規模グループケアの開設等に伴い、入所定員数45名から24名に改定する等将来を見据えた取組姿勢が見られる。
②子どもと地域との交流を広げることを目的とし各支援団体の充実に向けた取組ができている。
③子育て短期支援事業の受入れ・里親支援機関B型つむぎの開設・児童養護施設退園者等支援事業の受託など、地域の福祉向上のため積極的な取組ができている。
④施設内は風通しが良く強い絆のもと働き易い職場環境である。

◇改善が求められる点
①育児の孤立化・複雑化・家庭環境の変化等に伴い、子育ても大きく変容する社会情勢の中にあって社会的養護の新たな時代へ向かうに当たり、家庭的養育・社会的自立に向け地域ニーズに応じた多様な養育・支援等福祉サービスの向上に向けた一層の取組を期待したい。
②今後小規模化を進めるうえで、人材確保・人材育成・処遇改善等について、大変難しい課題ながら前向きな取組を期待したい。
【7】第三者評価結果に対する施設のコメント 今回の評価結果を真摯に受け止め、今後も児童福祉並び、地域ニーズに応じた福祉サービスの充実に向け、より一層努力してまいります。今後ともよろしくお願い申し上げます。
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