【1】第三者評価機関名 | (特非)福祉経営ネットワーク |
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評価調査者研修修了番号 | SK18073 SK18071 |
【2】種別 | 児童養護施設 | 定員 | 69名 | |
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施設長氏名 | 秦 直樹 | 所在地 | 北海道 | |
URL | http://www.kousyou.or.jp/taiyo/ | |||
開設年月日 | 1945年07月11日 | 経営法人・設置主体 | 社会福祉法人 常徳会 | |
職員数 | 常勤職員 | 48名 | 非常勤職員 | 2名 |
有資格職員 | 社会福祉士 | 8名 | 精神保健福祉士 | 2名 |
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保育士 | 26名 | 臨床心理士 | 2名 | |
管理栄養士 | 1名 | 調理師 | 4名 |
施設設備の概要 | (ア)居室数 | 30室 | (イ)設備等 | 地域交流スペース |
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(ウ) | カウンセリングルーム | (エ) | ファミリールーム | |
【3】理念・基本方針 | (1)理念 社会福祉法人常徳会は、情緒豊かで高度な知識と技術を備えた職員が確かな福祉倫理を有し、こどもたちの明るい未来の創造に向け、心身ともに健康な成長と発達を保障します。 (2)方針 1.こどもたちの権利を積極的に保障し、こどもたちの最善の利益を追求することを目指します。 2.地域社会の子育て支援に積極的に貢献し、子育てに希望の持てる社会の実現を目指します。 |
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【4】施設の特徴的な取組 | 自立・就労支援のための事業所の開設準備 生活の質の向上と、より個別化された支援の実践 施設入所児童の家族支援体制の強化 |
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【5】第三者評価の受審状況 | 2018年05月18日(契約日)~ 2018年10月09日(評価結果確定日) | |||
前回の受審時期 | 平成26年度 | |||
【6】総評 | ◇特に評価の高い点 〇「小規模化をすすめながらも、ユニットを超えて子ども間、大人との交流を可能とする等、子どもを主体とした生活環境をさまざまに整えている」 施設は、本園に6ユニット、地域に4ヵ所のグループホームを設置して、子どもが家庭的な環境の中で生活を送れるよう小規模化をすすめている。また、ユニット単位の生活を基軸にしながらも、ユニットの枠を超えて子ども同士、あるいは子どもと職員とが閉塞感なく交流できるようにしている。さらに、学習場所を図書館の共有スペース等を含めて自由に選べたり、浴室についてもユニット内だけでなく大浴室を選択可能とする等、施設内の空間を有効に活用して、子どもが主体的に生活できる環境を整備している。 ○「子どもの養育・支援に全職員が関わることを基本として情報共有を図るとともに、復職を迎え入れる等、長期にわたり子どもと関わり続けられる体制構築に努めている」 施設では、本園とグループホームのそれぞれで生活している子どもに、全職員が関わることを基本原則とした養育・支援に取り組んでいる。そのため、日頃からすべての子どもの情報共有を全職員で行うように努めている他、職員配置についても、本園とグループホームそれぞれで働く機会を意図的に用意している。また、諸事情で一度退職した職員の復職を歓迎しており、希望に応じて勤務時間を調整する等、個別に働きやすい労働環境を設定することによって、子どもと各職員が長期にわたって関わり続けることができる体制の構築に努めている。 ◇改善を求められる点 ●「子どもの安全を確保するための意識の向上と、具体的な取り組みの充実を図られたい」 施設は、危機管理マニュアル、事業継続計画(BCP)を整備し、本園に関しては定期的な防災訓練を実施している。また、ヒヤリハット報告書では生命への危険度等、リスクの高低を示し、その重要度を踏まえて、再発防止に努めている。一方で、グループホームにおける防災訓練の実施、災害時を想定した外出先での避難場所確保、連絡手段、安否確認の方法については、十分に行えていないとの認識があるため、今後、具体的な取り組みが期待される。 ●「子どもへの養育・支援方法の標準化を図るために、文書化を進めていくことが期待される」 子どもの養育・支援方法の標準化を進めるにあたり、倫理綱領の周知や職員会議での検討に加えて、判断に迷ったときには施設長・副施設長をはじめとするスーパーバイザーに職員が相談しながら、子どもに対して適切な支援となるように取り組んでいる。一方で、新人職員が具体的な養育・支援方法を学んだり、職員が業務手順や支援方法等を確認するための、支援マニュアルは作成されていない。今後は、これまで施設が蓄積してきた経験値や専門性を継承する観点から、文書化を進めるとともに、職員全体で共有しやすく整えていくことが望まれる。 |
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【7】第三者評価結果に対する施設のコメント | 前回の第三者評価から改善された点、改善されなかった点等をより明確に把握することを一つの目的として、前回と同じ評価機関による第三者評価を受審した結果、当施設の課題や改善すべき点がより明確になるとともに、改善できなかった点等の要因についても具体的に把握することができました。 今後は当施設の課題等が改善できるようにより一層努めるとともに、高い評価を受けた事項は当施設の強みであり魅力でもあると考えており、更に高いレベルを目指して努力をし、これからも子ども達から信頼される施設でありたいと思います。 |