【1】第三者評価機関名 | (社福)和歌山県社会福祉協議会 |
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評価調査者研修修了番号 | SK15211 29-2 |
【2】種別 | 児童養護施設 | 定員 | 30名 | |
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施設長氏名 | 芝 悦男 | 所在地 | 和歌山県 | |
URL | ||||
開設年月日 | 1951年07月12日 | 経営法人・設置主体 | 紀南学園事務組合 | |
職員数 | 常勤職員 | 20名 | 非常勤職員 | 1名 |
専門職員 | 保育士 | 5名 | 栄養士 | 2名 |
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調理師 | 2名 | |||
施設設備の概要 | (ア)居室数 | 4室(定員4名) 2室(定員3名) 1室(定員2名) | (イ)設備等 | 幼児保育室(42.4㎡) |
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(ウ) | (エ) | |||
【3】理念・基本方針 | <理念> 児童養護施設の役割を踏まえ、養護を必要とする児童に対して、「子どもの最善の利益のために」を念頭に、「家庭的養護と個別化」に取り組みつつ、安定した生活環境を整えるとともに、生活指導、学習指導、職業指導及び家庭環境の調整を行いつつ児童を養護することにより、児童の心身の健やかな成長とその自立を支援する。 <基本方針> ①子どもを権利の主体と位置づけ、常に子どもの最善の利益に配慮しつつ、養育・支援する。 ②できるだけ家庭的な環境で養育する家庭的養護を推進するとともに、個々の子どもの育みをきめ細かく丁寧に進める。 ③生活指導は、児童の自主性を尊重しつつ、基本的生活習慣を確立するとともに、豊かな人間性や社会性を養い、将来自立した生活を営むために必要な知識及び経験を得ることができるように行う。 ④学習指導は、児童がその適性、能力等に応じた学習を行うことができるよう、適切な相談、助言、情報の提供等の支援を行う。 ⑤職業指導は、勤労の基礎的な能力及び態度を育てるとともに、児童がその適性、能力等に応じた職業選択を行うことができるよう、適切な相談、助言、情報の提供等及び必要に応じ行う実習、講習等の支援を行う。 ⑥家庭環境の調整は、児童の家庭の状況に応じ、親子関係の再構築等が図られるように行う。 ⑦関係機関との連携を密にし、その情報の職員間での共有化を図るとともに、地域に開かれた施設運営を行う。 ⑧職員の資質向上に資する教育・研修を計画的に実施する。 |
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【4】施設の特徴的な取組 | ・静かな環境で子どもの養育を進めており、地域との連携が密にできており、ボランティアの受入も多い。 ・子どもの支援のために、現場職員、管理者、厨房職員が全ての会議に出席することにより、子どもの様子をリアルタイムに衣共有する仕組みができている。 |
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【5】第三者評価の受審状況 | 2017年12月06日(契約日)~ 2018年04月19日(評価結果確定日) | |||
受審回数 | 1回 | 前回の受審時期 | 平成26年度 | |
【6】総評 | <特に評価が高い点> ・大舎制での運営であるが、小グループ対応を取っており、園長や係長がリーダーシップを発揮して職員間の信頼や連携が行われている。 ・入所中だけでなく、生活全般について将来のことを考慮しながらの支援が行われている。 ・人材育成について現状で満足するのではなく、常に支援の質向上を職員全員が意識し、積極的に学習を進めている。 ・子ども会を有効に活用し、子どもの自主性を高めている。 ・児童相談所との連携が強固で、個々のケースについて園及び児童相談所により丁寧に支援が行われている。 <改善が求められる点> ・今後施設の建て替えが予定されているが、園関係者や市町村関係者だけでなく、保護者への提示や保護者の参画が期待される。 ・職員が目指すべき方向は常に会議や口頭で共有しているが、今後明文化が期待される。 ・今後建て替えで小舎制になった際にどのような支援が行えるかのイメージがまだできていない。今後研究していくことが期待される。 |
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【7】第三者評価結果に対する施設のコメント | ハード面の課題である施設の改築にあたっては、児童の年齢や発達の程度に応じてその意見が尊重され、その最善の利益が優先されるような良好な家庭的環境とするため、保護者や先進児童養護施設関係者の意見や提案を踏まえて取り組むとともに、小舎制における支援の在り方についても先進事例や「新しい社会的養護ビジョン」を踏まえた検討を継続したい。 また、職員の業務に対する基本認識を深め定着させ、スキルアップに繋げるために、日常業務に係る行動指針の明文化に努めたい。 |