社会的養護施設第三者評価結果 検索

紀南学園

【1】第三者評価機関名 (社福)和歌山県社会福祉協議会
【2】種別 児童養護施設 定員 30名
施設長氏名 芝 悦男 所在地 和歌山県
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【3】実施調査日 2014年10月16日~2015年03月25日
【4】総評 ◇特に評価が高い点
・熊野灘の王子ヶ浜に面した高台に施設があり、津波等の心配もなく光と緑に囲まれた安心・安全な施設である。築45年の歴史を感じる古い建物ながら、施設内への採光も良く、整理整頓も行き届いており、子ども達にとって居心地の良い施設である。
・施設長のリーダーシップの元、子どもの最善の利益享受のために、真摯に子どもと向き合い、地域社会と連携を密にしながら、自立支援に向けた取り組みができている。
・職員は子どもたちに寄り添い、いろいろな気づきを共有し、同じ目線で子どもに接し、養育、支援に取組んでいる。食堂では行儀よく正座をして楽しく食事をするなど、日本古来の畳文化を大切にした生活様式も取入れた支援ができている。

◇改善が求められる点
①理念や基本方針の実現に向け、ビジョンを明確にし、組織体制や人員体制、育成等の現状分析を行い、中・長期計画の策定が望まれる。
②理念や基本方針、事業計画について解り易く示すと共に、子どもの年齢や発達段階に応じた資料を作成し配布するなどの工夫が望まれる。
③各職員の知識や援助技術の水準、専門資格の必要性などを整理し、職員一人一人の研修計画の策定を期待したい。
④個々のマニュアル等を整備し、定期的な検証や見直しを行うと共に、標準的な実施方法の確立を期待したい。
【5】第三者評価結果に
対する施設のコメント
 現在、作成の最終段階にある「施設運営の基本理念と基本方針」を定めた上で、これに基づく事業計画や職員研修計画を策定するとともに、各種マニュアル整備による標準的な実施方法を確立しつつ、「子どもの最善の利益のために」を念頭に施設運営にあたりたい。
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