【1】第三者評価機関名 | セリオコーポレーション(有) |
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評価調査者研修修了番号 | SK15100 S15123 |
【2】種別 | 児童養護施設 | 定員 | 110名 | |
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施設長氏名 | 川村 啓一 | 所在地 | 静岡県 | |
URL | http://www.aoikai-sw.or.jp/ | |||
開設年月日 | 1952年04月01日 | 経営法人・設置主体 | 社会福祉法人葵会 | |
職員数 | 常勤職員 | 30名 | 非常勤職員 | 15名 |
専門職員 | 社会福祉士 | 5名 | 保育士 | 5名 |
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児童指導員任用資格(社会福祉主事任用資格) | 16名 | 臨床発達心理士 | 1名 | |
管理栄養士 | 1名 | 調理師 | 2名 |
施設設備の概要 | (ア)居室数 | 中高校生用(24)小学生用(8)幼児用(4)小規模グループユニット用(4) | (イ)設備等 | 食堂(学童用、幼児用)、調理室 |
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(ウ) | 学習室、プレイルーム、交流スペース他 | (エ) | 浴室、医務室、静養室、心理療法室(相談室、面接室)他 | |
【3】理念・基本方針 | 養育理念: ・子ども一人ひとりの今日の幸せ、明日の幸せのために 養育方針: ・子どもの権利を擁護し、意見表明権を尊重し、自分で考え判断決定する自主性・自律性を育む。 ・家庭的な養育環境の提供を推し進め、安心してのびのびとした生活が営まれるように努める。 ・一人ひとりとの個の関わりを大切にし、心の痛みへの受容共感を通して、情緒の安定や大人への信頼関係を育む。 ・食を通じて豊かな人間性を育て、健康で生き生きとした生活を送る基礎を培う。 ・共同生活の特性を活かし、協調性や思いやりの心、継続して取り組む力を育てる。 ・安全な生活を保障するため、健康管理に注意し、事故や災害の防止に努める。 ・地域行事や関係団体行事に積極的に参加し、地域社会の中での育みを大切にする。 ・一人ひとりの発達段階やニーズに応じて学習をサポートし、学習意欲を育て、学力向上を図る。 ・保護者の皆様の状況を理解すると共に、関係機関と協力して早期家庭復帰に向けて支援をする。 ・施設退所後の生活に向けて、多くの体験を通して社会性を育み、自立を支援し、併せて退所後の相談に応じる。 |
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【4】施設の特徴的な取組 | ・配置基準以上の養育担当職員を雇用して個別支援の充実に努めている。 ・心理療法加算職員、特別指導費加算職員、入所児童処遇特別加算職員等の加算職員枠を活用して養育支援の充実に努めている。 ・大学準教授や児童精神科医との業務委託による、養育相談、医療相談の充実に努めている。 ・自ら挑戦して学習に取り組み、自己肯定感を育むことを特徴とする、民間の教育システムを導入した小学生の学習環境の充実を図る取り組み。 ・キャンプや遠足等の利用促進のために購入したマイクロバス2台の維持管理の取り組み。 ・クリスマス会等の会場や雨天時の遊び場として、体育館を積極的に利用するための維持管理の取り組み。 ・遊具や書籍、自転車等の定期的な購入等による娯楽環境や設備の充実への取り組み。 |
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【5】第三者評価の受審状況 | 2017年08月24日(契約日)~ 2018年03月26日(評価結果確定日) | |||
受審回数 | 1回 | 前回の受審時期 | 平成26年度 | |
【6】総評 | ◇特に評価が高い点 ◆国の「新しい社会的養育ビジョン」の趣旨に沿って様々な取り組みを進めている。静岡県の「家庭的養護の推進に向けた静岡県推進計画」にもとづいて施設の進むべき中長期のビジョンを示し、小規模化、地域分散化、里親委託など、今後15年間の状況変化を予測して課題等を抽出している。他の施設の動向等も参考に、人材の確保・育成や施設・設備の改修等、事業計画の5年ごとの評価・見直しにも対応しながら、養育支援の充実を図っている。 ◆人材育成に向け、全国児童養護施設協議会の「児童養護施設の研修体系」にもとづき、一人ひとりの職員のキャリアパスの構築に努め、SDS(自己啓発援助制度)のさらなる活用を図るなど、専門性を高めるための研修等の学びの機会を充実させる取り組みを行っている。 ◆子どもの権利や義務、施設での生活に関わるルール等を「子どもおもいやり委員会」として、分かりやすい文書にまとめ説明している。また、性や生(いきること)の大切さやルールも、発達段階に応じて分かりやすく説明する「だいだいの会」もあり、子どもが自身を大切にし相手を思いやる心と、施設での充実した生活のための、“きまり”を理解しやすい仕組みがある。 ◇改善が求められる点 ◆中長期や年次の事業計画に関し、中長期と前年度の進捗状況を踏まえて単年度の計画が策定されており、主な5項目の事業目標を本年度の事業計画書にまとめている。中長期のビジョンとの整合性もあり評価できる一方で、一つひとつの事業の数値目標が明確にされていない。国の「新しい社会的養育ビジョン」の推進による施設運営への影響も大きく、不確定な要素も多く存在することから、数値目標の設定に困難を伴うことは理解できるが、そのことを勘案してもなお、計画の実施状況を適切に把握するために、可能な事業から順次、数値目標の設定に取り組んでいくことが望まれる。 |
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【7】第三者評価結果に対する施設のコメント | 今回は、2回目の第三者評価受審となり、初回の評価結果から施設が抱える課題や改善点が明らかになり、受審後は、施設全体で課題を分析検討し改善に努めてまいりました。 今回の受審では、前回の低評価項目への取組実績だけでなく、施設の養育理念である「子ども達一人ひとりの今日の幸せ明日の幸せ」の具現化のために施設独自で取り組んでいる事業にも高評価をいただき、職員の日々の養育業務に対するモチベーションも高まることになり、大変ありがたく感謝しております。しかし、子どもアンケートの結果からは、子ども達からの声には、もっともっと耳を傾けていくことが必要だと改めて思いました。 また、ご指摘いただきました事業の数値目標の設定につきましても、新たな課題と認識し、改善に取り組み、より一層充実した養育支援、施設運営に励んでまいりたいと思います。 |