【1】第三者評価機関名 | (特非)エイジコンサーン・ジャパン |
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評価調査者研修修了番号 | S2019048 1401C029 1801C015 1901A006 |
【2】種別 | 児童養護施設 | 定員 | 45名 | |
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施設長氏名 | 福岡 昇 | 所在地 | 兵庫県 | |
URL | http://www.amashaji.jp/academy/ | |||
開設年月日 | 1950年04月01日 | 経営法人・設置主体 | 社会福祉法人尼崎市社会福祉事業団 | |
職員数 | 常勤職員 | 32名 | 非常勤職員 | 8名 |
有資格職員 | 教員免許(幼稚園教諭含む) | 12名 | 社会福祉主事 | 3名 |
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社会福祉士 | 2名 | 保育士 | 9名 | |
公認心理士・臨床心理士 | 4名(内、公認心理士1名) | 栄養士・調理師 | 5名(内、栄養士1名) |
施設設備の概要 | (ア)居室数 | 6ユニット×6名(個室)1ユニット9名 | (イ)設備等 | 地域交流室1 親子訓練室2 心理療法室2 |
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(ウ) | (エ) | |||
【3】理念・基本方針 | <尼崎学園の理念> (1)心身ともに健やかに育つこと。(2)社会の一員としての責任を自主的に果たすことのできる子どもに育つこと <基本方針> 一人ひとりが心情豊かなたくましい子供にそだつよう以下のことを基本方針とする。 (1)夢のある子ども。(2)他人の思いやることのできる子供。(3)自立した生活のできる子供。 |
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【4】施設の特徴的な取組 | 家庭環境に恵まれなかった児童たちに少人数ユニット(6人一室)の支援体制を採用する事により、児童と職員の親密な関係を築いていこうとする取り組みを実践している養護施設である。その内訳は幼稚園までの幼児ユニットから年上の児童へ向かって性別、年齢別の7ユニットに分けられている。年齢に応じて生活習慣、社会のルール、自己の権利、他人の気持ちを推しはかる心、経済観念などを学んでいき、社会人として自立できる育成に励んでいる。将来、県との協議を得て家庭養育を中心としたフォスタリング機関(里親養育包括支援機関)としての役割も検討している。 | |||
【5】第三者評価の受審状況 | 2019年11月29日(契約日)~ 2020年08月14日(評価結果確定日) | |||
前回の受審時期 | 平成28年度 | |||
【6】総評 | <評価の高い点> 年間行事は豊富に企画されている。各ユニットに応じて遠足、スポーツ、趣味、文化活動、旅行などがある。青少年期に同世代者どうしで楽しさを分かち合える貴重な体験であり、その心はのちの人間形成時に大きな役割を果たす事になる。 <改善が求められる点> ・基本方針が必ずしも全員の職員に認識されてはいない。(当機関の調査を根拠とする)。全職員が周知できるように図らうべきと考える。 ・中、長期計画に対する職員の認識不足(当機関の調査を根拠とする)が顕著である。原因として計画自体に具体性が見られない事が挙げられる。(計画を段階的に分解し数値化しグラフにする事で視覚化が可能である。) ・支援活動の記録がなされていない場合がある。養育支援上での事案が発生した場合、その事案が記録されていないと後々の振り返り時には困る事になる。 (特に退所者のアフターケァーでの記録欠如は、後日における重要なアドバイス時に支障をきたす事も考えられる。) ・高学年児童の職場体験は退所後の就業活動に不安を抱かせない効果がある。職場体験やアルバイトの紹介を増やされるよう対策を立てられたい。 |
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【7】第三者評価結果に対する施設のコメント | 今回で三回目の受審でしたが沢山の改善点をご指摘いただきました。自己評価ではできていると思っていた点ができていなかったり、できていると再認識できたりと第三者評価を受審することにより、明確になりました。取り組みの方法についても様々な角度からご提案いただき、「こどもの最善の利益」「こどもの気持ちに寄り添う」ことは何かを再確認できたと思います。改善を求められました項目については、全職員で話し合いを行い、早急な取り組みが必要な項目に優先順位をつけて、計画的かつ迅速に対応しております。専門的な委員会を充実させ、職員がスキルを向上させることにより、入所児童等の安心、安全を確保しつつ、「こどもの最善の利益」「こどもの気持ちに寄り添う」ことを大切に、職員一同サービスの向上に取り組んでいきたいと思います。 |