社会的養護施設第三者評価結果 検索

宮城県済生会乳児院

【1】第三者評価機関名 (株)福祉工房
評価調査者研修修了番号 SK15011
S-24-13



【2】種別 乳児院 定員 55名
施設長氏名 小林信行 所在地 宮城県
URL http://business3.plala.or.jp/saisei-m/
開設年月日 1973年06月01日 経営法人・設置主体 社会福祉法人 恩賜財団 済生会支部宮城県済生会
職員数 常勤職員 46名 非常勤職員 6名
専門職員 保育士 29名 医師(嘱託) 1名
看護師 7名 管理栄養士 1名
心理士 1名
施設設備の概要 (ア)居室数 (イ)設備等
(ウ) (エ)
【3】理念・基本方針 ◆理念

済生会創設の精神を受け、済生の実を挙げ、本県における社会福祉の増進を図ることを使命とする。

◆基本方針

「厳しい現実に負けない/素直で優しく明るい/身も心も健康な子の育成」を保育目標とし、生活習慣の会得自発性の発達の助長、豊かな感性の育成、思いやりの気持ちの醸成の4つの保育方針を目指す。
【4】施設の特徴的な取組 小児科診療所が併設されている良さを活かし、入所児の日常の健康管理はもとより、障害や病虚弱といった問題を抱えている乳幼児を率先して引き受け、常に病気の経過観察ができる施設として、本乳児院に与えられた使命、役割を果たしている。
【5】第三者評価の受審状況 2016年06月07日(契約日)~ 2016年10月28日(評価結果確定日)
受審回数 1回 前回の受審時期 平成25年度
【6】総評 【特に評価が高い点】

①標準的実施方法の整備
養育・支援に関する実施方法が確立されており、養育に関する手順やマニュアルが整理され、養育に対する姿勢を含め、全職員が統一した支援ができるような取組みがなされている。

②振り返りシートによる自己評価
職員は日常の支援を振り返りシートを活用し、見直しを行ない必要に応じて改善していく体制が作られている。

③併設するクリニックとの連携
同一建屋内に子どもクリニックがあり、感染症予防や日常の健康管理に関して協力しながら子どもたちの安全を図っている。又、同時に地域の病児、病後児の受け入れも行っている。

【改善が求められる点】

①家庭的環境作り
施設が建築後43年を経過しており、大舎制を前提として作られていることもあり、設備的な制約もあるが、更に家庭的な環境作りの取り組みを継続していくことが望まれる。

②地域との連携
子どもと地域との交流に関して、子どもの地域活動への参加や、地域と施設の相互交流の促進のためにも、地域にある保育園等との交流を通して、より積極的に取り組んでいくことが望まれる。
【7】第三者評価結果に対する施設のコメント  平成25年度に引き続き、第2回目の第三者評価を受審しました。
 受審に当たっては、職員自己評価や施設としての自己評価を行う中で、日常業務の振り返りや再確認を行う良い機会となりました。また、第三者評価機関の方々には、一つ一つの項目を丁寧に確認していただき、多くの点で気づきもあり、施設としてタイムリーな受審となりました。
 良く評価していただいた点は、引き続き推進していくとともに、課題としてご指摘をいただいた、家庭的環境づくりや地域との連携については、築43年という施設面での制約もありますが、職員で共有して改善につなげていきたいと思います。
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