【1】第三者評価機関名 | (社福)和歌山県社会福祉協議会 |
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評価調査者研修修了番号 | SK15211 SK15209 |
【2】種別 | 児童自立支援施設 | 定員 | 50名 | |
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施設長氏名 | 組口 久夫 | 所在地 | 和歌山県 | |
URL | http://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/040203/ | |||
開設年月日 | 1909年03月10日 | 経営法人・設置主体 | 和歌山県 | |
職員数 | 常勤職員 | 19名 | 非常勤職員 | 8名 |
専門職員 | 社会福祉士 | 4名 | 臨床心理士 | 1名 |
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保育士 | 4名 | |||
施設設備の概要 | (ア)居室数 | 男子寮8室、女子寮5室 | (イ)設備等 | 作法室(女子寮に設置し茶道教室を実施) |
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(ウ) | (エ) | |||
【3】理念・基本方針 | (1)理念 すべての業務は「児童の最善の利益のために」を考慮し、児童の幸福の実現のために実施されなければならない。 児童をかけがえのない個人として尊重し、一人ひとりを人として大切にする。 (2)基本方針 1.様々な生活体験、行事等を通して自己及び他人を大切にする心を培う。 2.いかなる場面においても身体的暴力はもとより、言葉による威嚇、子ども間の暴力を放置など、子どもの人格を辱める不適切な対応を絶対にしてはならない。 3.児童への指導は、職員側の押しつけにならないよう児童からの信頼と納得の下に行う。 4.基本的な学力・生きる力を身に付けさせ、児童の特性に応じて自立を応援する。 5.家庭等との連携を密接にし、信頼できる人に支えられているという自覚がもてるように児童の幸せを一緒に考える。 6.専門職として人間として常に自己研鑽に努め、公私の分別をもってその言動において児童に良き範を示す。 |
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【4】施設の特徴的な取組 | ・園敷地内には山林や小川があり山菜取りや川遊びができる他、園内で畑作を行っており、種まきから収穫して園の食事として摂取するまで、作業指導及び生活指導に役立てている。 ・臨床心理士を常勤として配置しており、定期的な子どもとの面接により、入所前の事件の内省を深めることや、日々の生活での課題について職員との連携が図られている。 |
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【5】第三者評価の受審状況 | 2017年07月13日(契約日)~ 2017年12月15日(評価結果確定日) | |||
受審回数 | 1回 | 前回の受審時期 | 平成26年度 | |
【6】総評 | (1)特に評価が高い点 ・自然の中に設置された施設であり、四季を感じられる生活が行われている。天井採光や整理整頓が徹底されており、過ごしやすい生活環境が作られている。 ・施設長は、支援の質向上、課題の掘り起こし等、長年の児童福祉に関わってきた経験から、思いとリーダーシップを発揮している。 ・支援面では、子どもの障がい特性や生活背景をアセスメントしながら、退所までの個別支援やアフターケアも含めて、児童相談所、出身校に加え、精神科医や臨床心理士とのカンファレンスによる協働により丁寧な支援が行われている。 (2)改善が求められる点 ・理念や方針について、職員間での共有はできているが、子どもや保護者への周知の機会が少なく、今後園からのお知らせや入所時の説明での周知が期待される。 ・中長期計画について、社会福祉の動向や、全国の児童自立支援施設の動向を見ながら、園での考え方を整理していくことが期待される。 ・地域との交流、現在はできていないため、以前行われていた地域行事への参加など、個人情報保護やプライバシー保護を念頭に置きながら、慎重に進めていくことが期待される。 ・マニュアルについて、支援等は口頭で共有されているが、今後標準化マニュアルの整備と日々の改訂が期待される。 |
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【7】第三者評価結果に対する施設のコメント | 評価機関から評価を受けた内容について、ご指摘頂いた点は真摯に受け止め、標準化マニュアルや規程などについて、全職員参加で見直しや改訂することとし、そのことにより全職員に周知及び共有を図っていくこととします。学園全体として日頃の処遇についてさらに高いものへと改善していきたいと考えています。 |