【4】総評 |
特に評価が高い点:
1.子どもの発達段階に応じて食事や排泄、服装、掃除などの基本的生活習慣・技術を身につけるよう支援が行われており、健康や安全についても自己管理できている。感染症の予防や定期的な健康チェックなど、子ども一人ひとりについての健康保持に適切な対応がなされている。
2.学校が併設され密接な連携がとられており、学習支援や進路支援が行われている。農作業やスポーツ、職場体験などを通じて人間性の育成を図る取り組みもなされている。
3.子どもの心身の状況等についてアセスメントが行われ、自立支援計画が作成されている。また、定期的な見直しが行われている。
4.入所時に、子どもや保護者には、資料を使って支援の内容や約束事をわかりやすく説明している。
5.措置児童虐待対応に関するマニュアルを整備し、職員間で徹底させている。
6.特別な支援が必要な子どもに対して、外部の精神科医などのスーパーバイザーの協力を得て、適切な支援を行っている。
7.施設長は、子どもへの支援や職員育成に明確な理念を持ち、常に実践を行っている。
改善が求められる点:
1.子どもが家庭に復帰した後、家庭で安定した生活が送れるような支援を期待したい。
2.子ども等からの意見や苦情等に対する対応マニュアルの作成が望まれる。 |