社会的養護施設第三者評価結果 検索

仙渓学園

【1】第三者評価機関名 (社福)和歌山県社会福祉協議会
【2】種別 児童自立支援施設 定員 50名
施設長氏名 奥田 隆行 所在地 和歌山県
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【3】実施調査日 2014年09月04日~2015年01月07日
【4】総評 特に評価が高い点:
1.子どもの発達段階に応じて食事や排泄、服装、掃除などの基本的生活習慣・技術を身につけるよう支援が行われており、健康や安全についても自己管理できている。感染症の予防や定期的な健康チェックなど、子ども一人ひとりについての健康保持に適切な対応がなされている。
2.学校が併設され密接な連携がとられており、学習支援や進路支援が行われている。農作業やスポーツ、職場体験などを通じて人間性の育成を図る取り組みもなされている。
3.子どもの心身の状況等についてアセスメントが行われ、自立支援計画が作成されている。また、定期的な見直しが行われている。
4.入所時に、子どもや保護者には、資料を使って支援の内容や約束事をわかりやすく説明している。
5.措置児童虐待対応に関するマニュアルを整備し、職員間で徹底させている。
6.特別な支援が必要な子どもに対して、外部の精神科医などのスーパーバイザーの協力を得て、適切な支援を行っている。
7.施設長は、子どもへの支援や職員育成に明確な理念を持ち、常に実践を行っている。

改善が求められる点:
1.子どもが家庭に復帰した後、家庭で安定した生活が送れるような支援を期待したい。
2.子ども等からの意見や苦情等に対する対応マニュアルの作成が望まれる。
【5】第三者評価結果に
対する施設のコメント
適切な評価を頂いたことに感謝するとともに、ご指摘頂いた点を真摯に受け止め、改善に向け鋭意努力していきたい。特に児童を取り巻く環境の変化に即応した処遇を明確にし、より一層子どもたちの生活の質の向上を図っていきたい。目標として、児童が本来持っている力を引き出すための自立支援計画をソーシャルワークの要として機能させること、また、新たな専門性が問われていることへの備えとして、若い職員の採用等も含め職員のより一層の資質向上(研修等による人材育成)を図る、施設の新設に伴い、体育館等を利用し、子どもと地域との交流を大切にし、地域への働きかけを今以上に行っていきます。今後も子どもたちの自立に向け良き道しるべになるように第三者評価制度を主体的に活用していきたい。
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