社会的養護施設第三者評価結果 検索

丹生学園

【1】第三者評価機関名 (社福)和歌山県社会福祉協議会
【2】種別 児童養護施設 定員 36名
施設長氏名 鈴木 尉久子 所在地 和歌山県
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【3】実施調査日 2014年10月06日~2015年03月23日
【4】総評 [特に評価の高い点]
・歴史は古いが施設建物全体が新しく建設されており、居室は子どもたちが小グループの家庭的な雰囲気の中で自分の居場所となるように環境づくりに配慮されている。
・衣服は清潔で個々の収納場所が確保されている。また、子どもたちは明るい雰囲気の中で食事を楽しんでいる。
・子どもたちが発達段階に応じ清潔や病気などの健康、事故等について自己管理ができるよう支援している。また、主体的に余暇を過ごすことができるよう配慮されている。
・入所時に施設の養育・支援の内容や約束ごとを分かりやすい資料を使って子どもや保護者に説明している。入所後は子どもの出生暦や生い立ち、家族の状況などを子ども達に適切な方法で知らせている。
・虐待を受けた子どもが保護者から強引な引き取りの可能性がある場合は、関係機関と連携し施設内で安全が確保できるよう対応している。
・事故防止・衛生管理・災害対策について地域との協力体制も構築され、子どもたちの安全確保のため様々な取り組みと努力がなされている。
・施設長は養育支援の質の向上に意欲をもち、組織としての取り組みに充分指導力を発揮している。

[改善が求められる点]
1.子どもの心身や生活の状況等を分析・検討し、課題を把握したアセスメント表の作成を期待したい。
2.子どもや保護者等の記録の保管、保存、廃棄に関する規程の作成を期待したい。
3.子どものプライバシーに関する規程の作成を期待したい。
4.被措置児童虐待対応の徹底と被措置児童等虐待の届出、通告制度の対応マニュアルの作成を期待したい。
5.職員の教育・研修に関する基本姿勢の基本方針や中長期計画への明示を期待したい。
【5】第三者評価結果に
対する施設のコメント
 初めて第三者評価を受審し児童養護施設としての支援の質の向上、取り組み方を改めて見直す良い機会となりました。規程、マニュアル等の不備な点につきましては、真摯に受けとめ早急に改善致します。子どもたちが安心して生活が出来る居場所として、今後より一層の努力をしてまいります。
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