【1】第三者評価機関名 | (株)シーサポート |
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評価調査者研修修了番号 | SK15031 2001410340 |
【2】種別 | 児童養護施設 | 定員 | 50名 | |
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施設長氏名 | 川田 光好 | 所在地 | 埼玉県 | |
URL | http://friend-san.jp/ | |||
開設年月日 | 2006年09月01日 | 経営法人・設置主体 | 社会福祉法人羽生福祉会 | |
職員数 | 常勤職員 | 31名 | 非常勤職員 | 15名 |
専門職員 | 保育士 | 14名 | 児童指導員 | 8名 |
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家庭支援専門相談員 | 1名 | 栄養士 | 1名 | |
里親支援専門相談員 | 1名 | 心理士 | 4名 |
施設設備の概要 | (ア)居室数 | 本体:6小規模グループケア 計44名(居室:1,2人部屋のみ) | (イ)設備等 | 地域小規模児童養護施設:定員6名(2人部屋のみ) |
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(ウ) | (エ) | |||
【3】理念・基本方針 | 【1】児童福祉法に則り、乳児を除いて、保護者のいない児童、虐待されている児童その他環境上養護を要する児童を入所させて、これを養護し合わせてその自立を支援する。 【2】児童福祉法の理念や児童憲章・児童の権利宣言の精神及び児童の権利に関する条約を最大限に守り、かつ尊重した処遇を展開する。 |
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【4】施設の特徴的な取組 | 【1】マニュアル再検討委員会(「みち」)発足:児童、職員向けに分かりやすい目標(ふれんどのあいことば)を作成、シンボルマークの作成等。 【2】ホームページの立ち上げ。 【3】児童への生(性)教育の充実(委員会名「わかば」)。 【4】ユニットごとの調理の推進(委員会名「わしょく」)。 【5】地域との関わりの強化:高齢者との交流事業。 |
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【5】第三者評価の受審状況 | 2017年05月01日(契約日)~ 2017年09月22日(評価結果確定日) | |||
受審回数 | 1回 | 前回の受審時期 | 平成26年度 | |
【6】総評 | ◇特に評価の高い点 ①毎月、自立支援会議を実施するなど丁寧かつあきらめない姿勢をもって養育支援を実践しています 児童相談所・学校・医療機関等関係機関からの情報収集と並んで施設内のアセスメントを重要視しており、支援の中で垣間見える子どもたち一人ひとりのニーズや変化を掴み、施設全体で共有できるよう取り組んでいます。時期を限定して話しあうのではなく、毎月1回、自立支援検討会議を開催することに本施設の丁寧な支援が表れています。 ②委員会を中心に子どもの成長に寄り添う支援・話しやすい環境づくりに取り組んでいます 課題の改善に対してはプロジェクトチームを組んで解決と進捗を図っており、特に生(性)教育委員会では、トイレ新聞の掲示、寸劇の実施など理解を深めるための工夫した取り組みがなされています。また生活集団の小ささ・家庭的養育の実践から子どもたちが管理職・職員との距離を縮め、話がしやすい雰囲気づくりに取り組んでいます。被措置児童虐待についてもリスクとして想定する体制整備を進める方針をとっています。 ③アイディアと工夫をもって新たなことにチャレンジをしています 新しい事業の展開、デメリットの克服を意識した課題抽出と改善を進めており、介護施設との交流充実や職員の就業環境の整備に対してはアイディアをもって取り組んでいます。年度に一つは新しいことに取り組んでおり、アフターケアや自立への意識づけに対しても工夫した取り組みがなされています。 ◇抽出された課題や目標 運営上の課題として①人材確保育成、②職員のケア、③継続勤務への環境整備、④職員事務処理環境の向上、⑤文書管理をあげており、エルダー制度の導入、マニュアル再検討委員会の発足などにより着実な進捗がなされています。 この度の評価を通しては、【職員の資質】支援への自信醸成、【地域交流面】学習ボランティアの募集、支援者を通じての就職支援、【性教育】寸劇の映像化と活用、【文書】施設独自の諸規程の整備、文書廃棄の取り決め、【人事面】実習生へのアプローチ、養成校との緊密な連携などがあげられています。これまで同様、子どもたちの利便性を第一に考える方針・豊富なアイディア・職員からの意見採用をもって取り組んでくことが期待されます。 |
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【7】第三者評価結果に対する施設のコメント | 綿密な調査から細やかに分析していただき感謝いたします。 今回の評価により施設の課題や成果が改めて確認できました。 今後ご提示いただきました課題の解決に向けて職員一丸となって努力したいと思います。 |