【1】第三者評価機関名 | (株)シーサポート | ||
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【2】種別 | 児童養護施設 | 定員 | 45名 |
施設長氏名 | 関根 隆幸 | 所在地 | 埼玉県 |
URL | http://www.mycaregarden.jp/hanakomichi/ | ||
【3】実施調査日 | 2014年05月01日~2014年10月20日 | ||
【4】総評 | 【特に評価が高い点】 ●事業計画等には養育支援に対する具体的目標がわかりやすい言葉で書かれており、高い理想の実現のために日々取り組んでいることが理解できる。ユニットの裁量に任せた自治や職員が上から見下ろすようなことなく一緒に考える風土が確立しており、子どもたちの養育が、温かく・一人ひとりを包み込む環境となるよう努めている。 ●権利擁護のプログラム実施、長期休暇前の書面を作成しての注意事項をはじめとする話し合いの開催、健康や安全に対する指導など子どもたちの権利・安全・健康に対する取り組みが種々・工夫をもってなされている。受診・衣服購入・日々の記録はデータ化されており、その抽出等により分析・把握がしやすいよう整備されている。 ●ホームページの設置、入所時の重要事項説明書を使用しての説明・広報紙の発行等施設を理解してもらうためのツールが整備されている。またショートステイ・生活困難者相談支援も事業としてなされるなど、地域の社会的ニーズに応える施策や社会的支援についても取り組んでいる。 【改善を要する点】 改善点や今後行っていきたい事項については、認識されており、すでに実施が始められているものや取り組みが検討されているものがあります。 ①職員研修の充実:スーパービジョンが行える体制・医療知識の研鑽・プライバシー保護・人権擁護・中堅職員のための継続研修・ケース検討会など各種研修の開催や参加の加増 ②ツールの充実:自立支援計画作成のフローチャートの作成・ヒヤリハット報告書の簡易化による情報集積・処遇マニュアルの定期的見直し ③性教育の充実:子どもたちへの年齢差を考えたプログラムの実施・処遇マニュアル内における性教育への対応の新設 また面会室の増設・親子生活訓練室の新設・グループホームの設営など将来的な構想も練られています。調理師のユニットに入っての調理や防災ビデオの上映など細かな支援方法にも種々のアイディアが思案されており、改善への旺盛な意欲によりそれぞれ実現がなされていくことが期待されます。 |
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【5】第三者評価結果に 対する施設のコメント |
初めての第三者評価受審で大変な作業でした。多岐に渡る内容でしたが職員が一丸となって議論できたことはとても有意義な時間でした。組織の仕組みとしては充実していることも、十分な理解のもとに運営されているかとなると疑問が残る点も多々ありました。児童養護施設職員としての役割を理解し、きちんとしたシステムの運用ができる人材育成が急務であると再認識いたしました。 |