【1】第三者評価機関名 | (社福)和歌山県社会福祉協議会 |
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評価調査者研修修了番号 | SK15209 S24252 |
【2】種別 | 児童養護施設 | 定員 | 45名 | |
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施設長氏名 | 前田 哲也 | 所在地 | 和歌山県 | |
URL | 0 | |||
開設年月日 | 1963年02月14日 | 経営法人・設置主体 | 社会福祉法人虎伏学園 | |
職員数 | 常勤職員 | 26名 | 非常勤職員 | 4名 |
専門職員 | 保育士 | 9名 | 児童指導員 | 9名 |
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臨床心理士・心理士 | 2名 | 社会福祉士・精神保健福祉士 | 1名 | |
看護師 | 1名 | 栄養士 | 1名 |
施設設備の概要 | (ア)居室数 | 28室 | (イ)設備等 | 小舎制(1つの家の定員12名以内) |
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(ウ) | 木造で家庭的な生活ができる | (エ) | ||
【3】理念・基本方針 | [理念] わたしたちは、すべての生命の尊厳を基軸に、子ども一人ひとりの思いに寄り添い、人と人との関わりを大切に社会性を養い「生きる力」を育みます。 [基本方針] 小舎制という家庭的で落ちついた生活空間の中で、大切にされる体験を提供し、自分の「居場所」を確立することで、子どもたちが適切な愛着関係を築くとともに心身を育み、生活習慣の確立を図る。社会的自立のために、発達段階に応じた体験を通して、より多くの人間関係を育み、さまざまな面で支援し、関係機関とも連携し、養育を行う。 |
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【4】施設の特徴的な取組 | 施設は、児童養護施設、児童心理療育施設、児童家庭支援センターの3つの複合施設で、平成21年4月に従来の大舎制から個室又は2人部屋での小舎制に変更し、花と緑と子どもの笑顔、安全・安心あったか空間をモットーにして養育・支援に取り組んでいる。小舎制の4つの家で職員は子どもに寄り添い、安心して生活していくなか、さまざまな支援等を行っている。学力向上を図るため小学校高学年や中学生は塾に通っており、今年度より看護師を配置してより子どもの健康面に配慮し、将来、社会的に自立出来るよう日々努めている。 | |||
【5】第三者評価の受審状況 | 2015年10月06日(契約日)~ 2016年02月26日(評価結果確定日) | |||
受審回数 | 1回 | 前回の受審時期 | 平成24年度 | |
【6】総評 | ◇特に評価が高い点 1.居室は家庭的な雰囲気の中で子どもの自主性を尊重し、自分の居場所として安心・安全で、心豊かに生活できるよう、環境づくりに配慮している。 2.職員は子どもに寄り添いながら、より高い養育・支援の実現に向けて取り組んでいる。また、平成27年度より看護師を常勤配置し、子どもの養育・支援に欠かせない健康管理を重視するなど、年齢に応じたきめ細かな支援に努めている。 3.子どもの養育・支援に関して、職員個々の意識が高く、施設長のリーダーシップの基、倫理観と責任感を持って適切な対応ができている。 4.小舎制の中で、子どもの特性を把握し、個性を大切にし、のびのびと明るい環境の中で養育支援ができている。 5.里親支援専門員制度の活用など、子どもの最善の利益を大切に施設運営の質向上を目指した取り組みの姿勢が見られる。 ◇改善が求められる点 1.中・長期計画の事業を実現するためには、財務面での裏付けが不可欠であるため、事業計画に沿った中・長期の収支計画の策定が望まれる。 2.現場重視の中で、体制の整備や制度見直しの仕組み等、不十分な部分が見られるため、今後、モニタリングの作業等が効率よく継続して実行できるような取り組みを期待したい。 3.アセスメントから、自立支援計画の策定及び評価、見直しに至る一連の流れ、評価の方法、時期等に関しての一定手順や方法を確立していくことを期待したい。 4.理念や、基本方針、事業計画等、子どもや保護者にわかりやすい資料を作成し周知するための工夫を望みたい。 |
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【7】第三者評価結果に対する施設のコメント | 日頃の取り組みを評価していただき、職員一同客観的に知る良い機会となった。日々の業務に追われ、体制の整備や書類の作成、整理がおろそかになっている点があり、今後ひとつひとつ取り組みたい。子どもや保護者にも、事業計画等をわかりやすく知らせていきたい。自立支援計画については、実際のケアと結びついたものにできるよう工夫等し、質の向上を図り、策定していきたい。 |