【1】第三者評価機関名 | (社福)高知県社会福祉協議会 |
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評価調査者研修修了番号 | SK18269 S18081 S18082 |
【2】種別 | 母子生活支援施設 | 定員 | 27世帯 | |
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施設長氏名 | 吉田 充 | 所在地 | 高知県 | |
URL | http://kfj-zaidan.or.jp/school_chigusa.html | |||
開設年月日 | 1947年04月01日 | 経営法人・設置主体 | 社会福祉法人高知県福祉事業財団 | |
職員数 | 常勤職員 | 10名 | 非常勤職員 | 0名 |
有資格職員 | 社会福祉士 | 1名 | 保育士 | 7名 |
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認定心理士 | 1名 | |||
施設設備の概要 | (ア)居室数 | 30室 | (イ)設備等 | 保育室、学習室、相談室、事務室、会議室 |
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(ウ) | (エ) | |||
【3】理念・基本方針 | 【理念】 母と子の権利の擁護に努めます。 【基本方針】 1.入所者の安心・安全な居場所の提供に努めます。 2.入所者の個性を尊重し、面接や日常生活の場面で傾聴に努めます。 3.職員は常に自己研鑚し、入所者との信頼関係の構築に努めます。 |
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【4】施設の特徴的な取組 | 入所者に目線を合わせた肯定感向上の支援に努めるとともに地域に開かれた施設づくりを目指す。 | |||
【5】第三者評価の受審状況 | 2019年07月26日(契約日)~ 2020年01月10日(評価結果確定日) | |||
前回の受審時期 | 平成28年度 | |||
【6】総評 | 【特に評価の高い点】 ○小規模施設ということもあり、母子と職員の信頼関係が構築されており、全職種が連携して施設全体で母子支援を行う体制である。母子関係の構築を念頭に、主体性を尊重し、寄り添った支援が行われている。 ○退所者とも可能な限り連絡を取り合っており、訪問による相談対応を行う等、アフターケアが充実している。退所者も日常生活の相談や施設のイベントの手伝いに積極的に訪れており、退所者の拠り所としての役割を担っている。個人ごとではないものの、退所者の支援記録も作成されている。 ○心理担当職員(認定心理士)を中心に専門的なケアに取り組んでいる。心理担当職員と利用者との間に信頼関係が構築されており、母子からの信頼構築の基盤となっている。 ○働きやすい職場環境が構築されており、職員の在職年数も長く、安定した体制で支援が継続的に行われている。 【改善を求められる点】 ●職員の勤続年数が長く異動も少ない環境から、経験則に基づいた支援が中心に行われているが、時代の変化とともに母子共に抱える課題が複雑化、多様化しており、それらに対応する、より専門性の高い支援能力向上が求められる。 ●職員が手を出し過ぎてしまう等、母親の自立に向けた支援が弱い面があるため、将来の自立した生活に向けた支援方法の見直しが求められる。また、今後の職員の世代交代も見据えて、基本的な支援マニュアルの整備が求められる。 ●母子満足度や支援の専門性・質の向上に向けて、施設として職員に求める知識・技術・能力の方向付け(期待する職員像)を明確にし、研修体系や各職員のレベルに合わせた具体的な研修計画、目標設定等の仕組みを整備し、人材育成を図っていくことが求められる。 ●中長期計画の内容が抽象的であるため、法人の将来の目標を明確に定め、その実現に向けた具体的な取組み内容(支援内容、組織体制、職員体制、人材の育成、設備整備、収支計画等)としていくこと、職員で共有化することが求められる。また、中長期計画の内容を踏まえた単年度計画の策定と、計画策定への職員参画が求められる。 ●必要とされる規程・マニュアルを整備していくことと、既存のものについても適宜見直しを行い、施設において使いやすいものに改善していく仕組みの構築が求められる。 ●貧困の負の連鎖を断ち切るため、学習に対する支援の強化や工夫が求められる。 |
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【7】第三者評価結果に対する施設のコメント | 平成25年度、平成28年度、そして令和元年度と3回目の受審でした。 今回も的確なご指摘ありがとうございました。自己評価では自分に甘く見えてなかった多くの気づきをいただきました。 とりわけ中・長期計画における数値目標や、事業計画策定時における職員の積極的な参画、母親と子どもへの周知等に工夫してまいります。また、職員一人ひとりの支援の専門性を高めるためにも、日々振り返りながら自己評価をしていき、次回第三者評価では、ご指摘項目が減るよう人材育成を含めて施設運営の整備に努めてまいります。 |